熊本大学工業会宮崎支部土木部会における活動の近況をご報告します。
去る平成30年9月28日(金)に熊本大学工業会宮崎支部土木部会の総会及び懇親会を実施しました。
宮崎県内の民間業者で働くOBや県、市町村職員等、総勢72名が出席し、平成29年度の収支決算及び平成30年度の予算案、新役員選任等について審議し、承認をいただきました。
引き続いて行われた懇親会では、大学から土木建築学科の川越教授、尾原教授、山成教授の3名の先生方にお越しいただきました。たくさんの懐かしい話や熊本大学の現在の様子などをお話いただき、大いに盛り上がったところです。
最後には、若手県職員2名による巻頭言と五校寮歌で締めくくり、参加者全員で一致団結し、宮崎支部のより一層の結束を強めた懇親会となりました。
また今回、転勤により宮崎に赴任してきた方へ会員の皆様より積極的にお声かけ頂き、新たに6名の新規会員を迎え入れ、昭和23年卒業のOBから平成30年3月卒業の若手までが集まり、幅広い世代での意見交換を行うことができました。
今後も同窓生同士の交流と宮崎支部のさらなる発展を目指し、活動を行っていきます。


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 4月4日(木)に熊本県立劇場において熊本大学の入学式が執り行われ、その後工学部2号館に移動して土木建築学科の入科式が開催されました。
 本年度は土木建築学科に128名の新1年生を迎えました。2年進級時に「土木教育プログラム」、「地域デザイン教育プログラム」、「建築学教育プログラム」の3つのコースに分かれて学習します。
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 3月初旬に仮設校舎から、熊本地震により建て替えとなった新1号館に移転しました。
 旧1号館同様6階建ての建物で、土木系教室は以前と同じく3、4階で、蘇遙会事務局も3階に個室を準備していただきました。
 2号館との連結通路は無くなり、授業を行う先生方には多少の不便もありますが、地震後の物が散乱した室内を思えば、新築で設備も新しい新校舎は天国のようです。しかしながら2度の引っ越しは工学部のみならず、南北の黒髪キャンパス全体を巻き込んだ大事業でした。
 地震直後の1号館の内部の様子を知る当時の学部4年生も3月に大学院を卒業しました。時間の経過を感じます。

 
新1号館を北東より眺める               北東側入口

 
4階リフレッシュルーム                 3階廊下
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 平成31年3月25日(月)に熊本大学の卒業式、修了式が県立劇場で行われ、その後工学部2号館に移動して、社会環境工学科の卒科式が執り行われました。
 平成最後となる今年度は学部80名、修士28名、博士1名が卒業・修了しました。
 学部生のうち34名が熊大大学院前期課程、修士生1名が大学院後期課程へ進学の予定です。

  
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2019年1月17日
1号館南側中庭からの写真。
3月初旬に学科移転の予定。
12月26日
1号館跡地正面側からの写真。
2017年12月21日 12月21日
100周年記念館側からの写真。
2017年11月7日 11月7日
ほとんどの壁が撤去され、2号館屋上ののソーラーパネル(?)や総合研究棟が見えます。
2017年10月12日 10月12日
全体の3分の1程度が解体されました。
9月19日
一部の天井が壊れ、空が見えます。
2017年9月15日 9月15日
すでに解体が始まり、建物の一部がフロアごとなくなっています。
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 9月8日に東京工業大学キャンパスイノベーションセンターにて開催された山水会土木部総会に参加しました。
 総会では大谷先生が「これからの地盤工学」というテーマで、佐藤先生が「土木建築学科の状況について」というテーマで講演されました。大谷先生の講演は難しい内容もあったため理解できない事もありましたが、「良い意味で熊大生としての誇りを持て」という言葉が印象に残りました。佐藤先生の講演は新しくできる一号館の事など私自身知らない情報も多く、非常に勉強になりました。最後に私が「学生のホットな話題」というテーマで講演させていただきました。私を含む3年生のインターンシップの感想や蘇遥会学生部の今年度の活動報告、今後の予定について講演させていただきました。
 総会の後の懇親会にも参加し、多くの方と交流させていただきました。私自身も建設コンサルタントのインターンシップに参加した直後で、建設コンサルタント業界だけでなく他の様々な業種の方とお話ししたいと考えており、そんな中開催された懇親会では仕事の辛いことや楽しいこと、やりがいなど、日頃の学生生活では聞けないような社会人目線での意見が聞くことができ、非常に参考になりました。そんな中でも特に皆さん誇りを持って仕事をされていたという事が印象的でした。学生がOBの方とお話しする機会は他の大学ではなかなかない機会だと思います。総会、懇親会を通じて熊本大学土木系学科の縦の繋がりの強さを感じました。
 最後になりましたが山水会土木部の皆さま山水会土木部総会にお呼びいただきありがとうございました。
学生部部長 脇村真平
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2018年9月に送付いたしました「平成30年度 蘇遙会情報誌」において、間違った表記をしております。
下記の通り訂正いたします。
大変失礼致しました。
また、1ページ目のタイトル枠と左側の写真が、印刷会社との連絡不足により、上方にずれて印刷されておりますことをお詫びいたします。
 
  • 1ページおよび12ページのタイトル枠内
     「土木建築学科土木コース」 → 「土木建築学科」
  • 1ページ左枠 1行目
     「◆土木建築学科土木コース」  → 「◆土木建築学科(土木工学教育プログラムおよび地域デザイン教育プログラム)」
  • 1ページ 左枠 学生数 【学部】
     「1年《土木コース》」 → 「1年」
     「2年《社会環境工学科》」 → 「2年」
     「3年《 同 》」 → 「3年」
     「4年《 同 》」 → 「4年」
  • 1ページ左枠 蘇遙会事務局住所
     「熊本大学工学部土木建築学科土木コース内」 → 「熊本大学工学部土木建築学科土木教室内」

情報誌およびデータカードが、転居等で住所不明のためお届けできていない方が多数おられます。
まだお手元に届いていない方がおられましたら、事務局あてご連絡ください。
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私は昭和16年12月、太平洋戦争(当時は大東亜戦争と呼んでいた)開戦と同時に熊本工業学校、卒、翌年2月1日、西武22部隊(熊本)に入隊した第1次学徒出陣組です。すぐ中支予備士官学校(現在の中国、南京)、ここで俄か将校にしたてられ、以後、各地転戦、終戦は4000キロ南方のニューギニャの昼なお暗いジャングルの中でした。

昭和20年8月15日、終戦、
戦争が終わっても帰る船がなく、やっと帰国できたのは翌年、昭和21年7月14日和歌山県、田辺港でした。ニューギニャの戦死者は2万人以上、その大部分は餓死、戦病死と言われているので、私たちは、まさに死に損ないの敗残兵、悲痛な思いの帰国でした。 
戦後、知人の紹介でモービル石油(世界最大の石油会社)に入社、昭和55年、同社を定年退職しました。(3年間学んだ土木業務とは関係の少ない会社でした)
 
蘇遙会の皆さんの各地の楽しい素晴らしい活躍、毎年、楽しく拝見しています…
見ていると自分も一緒に活躍しているようで、旅行しているようで楽しくなり新しい元気が湧いてきます、お忙しいのに、こんな年寄りにまで、何時までも、このような楽しいお便りをいただき、感謝、感謝です、ありがとうございます。
 
しかし、私は、もう98歳、80年も遠い昔、熊本時代の懐かしい学友たちの音信がなくなりました、また、先の戦争でニューギニャで一緒に苦闘した戦友たちの音信もなくなり大変寂しくなってきました、しかし、先日、9月17日、こちらの敬老会(役80名参加)で別紙のようなうれしい白寿記念状をもらい、また、新しい歓び、元気が湧いてきました。
即ち、支配人が、突然、私を呼び、益々お元気な白寿の吉満さんでーすと、みんなに私を紹介されたので、びっくり、場内から一斉に拍手、嬉しい悲鳴でした。楽しい敬老祝賀会でした。(このような昔の諺は、昔の数え年で祝うそうです)、
 
私は足腰が弱り歩行困難、それに年々物忘れがひどくなってきましたので惚け防止に…と、白黒の石を並べたり、パソコンをいじったりして、なんとか頑張っています、よろしくお願いします。ここでも私が最高齢のようで吉満先輩と呼ばれ恐縮しています。
 
蘇遙会の益々の発展、躍進、何時も横浜から応援しています。
 
平成30年10月10日 吉満 肇
 
(以上原文通り)
 
 
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工学部 社会環境工学科
環境建設材料工学研究室
4年 N. K.

この度は、平成29年度の太田育英奨学金を授与していただき心よりお礼申し上げます。給付していただいた奨学金は、以下の活動に使用させて頂きましたのでここにご報告いたします。

1. 実施した活動内容
  2017年7月22日から8月5日にかけて、ドイツで行われたワークキャンプに参加しました。Freudenstdt遺産協会は約20年間もの間、管理者が不在であったWaldhaus Grandhotelを修復することで街の文化遺産を保存することを目的としています。1899年に建設されたWaldhaus Grandhotelは、シュバルツバルトの森に囲まれ雄大な自然を感じられるホテルでもあり、今回のワークキャンプでWaldhaus Grandhotelの歴史を学ぶとともに、荒れ果てたシュバルツバルト自然公園を再び利用できるように除草、土砂の除去および修復活動を行いました。ワークキャンプは座学と実践的な活動の二つに分かれ、座学のパートではFreudenstadtの街の歴史やホテルの歴史を学び、ワークキャンプの参加者が自国の文化遺産について英語で10分間のプレゼンテーションを行いました。さらにワークキャンプを組織するEuropean Heritage VolunteersやFreudenstadt遺産協会の組織体制について学びました。シュバルツバルト自然公園には、ホテルの建設と同時に造られた用水路があり、劣化の進んだ石壁の取り換えにも取り組みました。また見学ツアーとしてFreudenstadtの街の伝統的な建築物や街の広場を見学し、その歴史やデザインコンセプトについて学びました。ワークキャンプの運営は全て英語で行われ、自炊や滞在先の掃除など当番制で行い世界中から集まった参加者と協力してプロジェクトに臨みました。

2. 得られた成果
 今回のワークキャンプの活動を通してFreudenstadtの街の文化遺産とシュバルツバルト自然公園を保存することに貢献し、Waldhaus Grandhotelと街の人々との歴史を学ぶことで文化遺産の価値を後世にまで保存することの大切さを学ぶことができました。そしてFreudenstadt地区に住む方が一丸となってWaldhaus Hotelを保存しようとする意義を学ぶことができたと思います。実際に自分自身がシュバルツバルト自然公園の修復活動をして自分の肌でその歴史に触れ、自然遺産・文化遺産がいかに価値のあるものなのかを体感することが大きな意味を持つのだと感じました。
 日本の建設物などについては便利さを追求する一方で、歴史的な価値を持ちうる建物までも壊してしまう場合があります。その背景には、維持管理のコストの高さやより良い暮らしを求める日本人の気質があると予想されますが、ドイツではお金が掛かってでも文化遺産を保存することに価値があるということをマネージャーの方や遺産協会の方のひた向きな姿から学ぶことができました。またホテルと自然公園の修復費用を抑えるために、ワークキャンプをして参加者とプロジェクトを進めることは非常に良いことだと思いました。ワークキャンプの参加者は豊かな知識と経験を積むことができ、遺産協会としてはプロジェクトに掛かる費用が抑えることが出来るので日本でもこのようなワークキャンプという形で外国人の方を受け入れ、文化遺産などを保存していければよいと感じました。
 またFreudenstadtの街の方々に向けた10分間のプレゼンテーションについては、英語学習の成果を感じることができました。これまで行ってきた英語学習が身を結び、プレゼンテーションに関しては自信を持って自国の文化遺産について紹介することができました。さらに自分のプレゼンテーションだけでなく他国からプロジェクトに参加した人たちの発表を聞くことで異なる文化を共有し、新しい発見をすることができたと思います。

3. 今後の課題
 私が参加したワークキャンプでは英語で会話をすることを基本としていたため、TOEICの受験などを通して英語学習に尽力していました。スコアの向上も見られ、自分の英語能力に自信が持てる程になりましたがワークキャンプの参加者と実際に会話をする際には、まだまだ自分の英語能力は未熟なのだと再確認しました。ワークキャンプ中の活動や会話を通して英語学習は、継続的に行うことが重要であり、現在も勉強している英語学習を続けることが重要なのだと感じました。
 またワークキャンプ終了後の卒業研究においても、ワークキャンプで経験したことや尽力したことをバネにして取り組むことができたと思います。教材を使用して基礎的な知識から専門的な内容まで学ぶことができましたし、興味関心を強く持って掘り下げた研究ができたと思います。またワークキャンプ中に出会った人から受けた刺激や経験したことから、大学院に進学してからも研究活動や大学院修了後の就職活動においても幅広い視野を持ってあらゆる可能性に挑戦したいと思いました。

 以上の活動を主たる用途として太田育英奨学金を利用いたしました。貴奨学金をいただいたことで,大変充実した1年を過ごすことができました。この1年間で経験した貴重な時間は、これから大学院で研究をしていくうえでも非常に価値のあるものであったと思います。今後の大学院生活では、この貴重な経験をもとに、さらなる精進を重ねていきたいと思います。最後になりましたが、本奨学金を授与していただいたことに、重ねて深く御礼を申し上げます。
 
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平成30年度運営委員会が、平成30年5月18日(金)午後3時より、熊本大学工学部仮設校舎B棟1階会議室において行なわれました。 出席者14名により、「平成29年度事業報告及び決算報告」、「平成30年度事業計画及び予算案」 などについて話し合いました。
 
内容については下のPDFをご覧ください
 委員会終了後は場所を移して意見交換会が開かれ、OBの方々と現役学生の交流が行なわれました。
 
 

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