土木教室長挨拶

コロナ禍を超えて新たな活躍の場へ

蘇遙会運営委員長 佐藤 晃       


  卒業生の皆様には、日頃から本学・本教室へのご支援・ご協力をいただき誠にありがとうございます。令和6年度より土木建築学科学科長および蘇遙会運営委員長を仰せつかっております佐藤でございます。蘇遙会および土木教室のますますの発展に向けて、微力ながら尽力したいと存じます。
 まずは教職員の異動につてご紹介いたします。これまでも当教室の河川/流域デザイン研究室でご活躍いただいておりました皆川朋子先生が、令和6年4月より教授に昇任されました。また、学外からは新たにお二人の先生をお迎えしました。まず、平成20年に大谷研究室を修了され、その後、港湾空港技術研究所などで勤務された髙野大樹先生が同年4月より准教授として着任されました。また、同年3月に早稲田大学を修了されこの4月より稲垣直人先生が助教として着任されました。今後、当教室での先生方のご活躍を祈念しております。
 令和5年5月8日に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に移行されたことを受け、蘇遙会活動をはじめとした当教室のすべての活動、さらには土木学会西部支部研究発表会などの学会活動もすべてコロナ禍前の状態に戻ることができました。約3年間の空白期間はございましたが、特に蘇遙会OB・OGの皆様には現役学生に直接講義や講演を頂く機会も増え、将来の自分の姿を描く貴重な材料を提供していただけていると感じております。また、蘇遙会運営委員会では学生委員に対してOB・OGの皆様から暖かいご声援をいただき、学生委員も身の引き締まる思いで今後も充実した活動を行ってくれるものと期待しております。
 一方で報道でも大きく取り上げられているとおり、世界最大の半導体受託製造企業であるTSMCが熊本に進出し、その人材供給の要として本学工学部が大いに期待されているところであります。土木教室としては、半導体製造では必須となる地下水の保全や、企業を中心としたまちづくりあるいは交通政策などの幅広い研究分野での活躍が大いに期待されているところであります。
 蘇遙会の皆様にもインターンシップや各種講演会など様々な形式でご支援をいただくことになろうかと思いますが、今後とも引き続きどうかよろしくお願いいたします。末筆ながら、蘇遙会の皆様の益々のご活躍を祈念しております。