2024年度 学生部書記 山村真子
蘇遙会主催の出前講義が2024年11月29日、熊本大学土木建築学科の学生約50名を対象に開催されました。講師には、大手ゼネコンやコンサルティング企業、国土交通省などで活躍する熊本大学OBの方々をお招きし、土木建築分野の仕事やキャリア形成について詳しいお話を伺いました。本講義は、学部2・3年生や大学院1年生が参加し、進路選択や業界研究を深める貴重な機会となりました。
講義は講師陣による自己紹介から始まり、それぞれの業務内容やキャリアの道のりについて紹介されました。その後のプレゼンテーションでは、建設プロジェクトでの役割や土木分野の社会的意義、技術者としてのやりがいなどが具体的に解説されました。また、後半の匿名質問会では「平均年収」「転勤事情」「結婚相手との出会い」など、普段は聞きづらいテーマにまで踏み込んだ質問が飛び交い、率直な回答が寄せられました。業界のリアルな姿に触れた学生たちは、将来のキャリアについて具体的に考えるきっかけを得ることができました。
さらに、講義終了後には懇親会が開かれ、学生たちは講義内容についてより深く質問したり、現場の生の声を直接聞いたりすることで、進路をより具体的にイメージできました。この出前講義は、学生たちが土木建築業界への理解を深めると同時に、蘇遙会という組織の結束力をさらに高める意義深い一日となりました。