火の国 熊本に この身をおいて、四歳の月日は早や立ち去りぬ、
夜の学生寮を訪ねて見れば、麻雀牌の音がしきり、
今日は高田原か明日又二本木、流浪の生活いつまで続く、
今じゃこうして怠けているが、末は見ておれ内閣総理大臣
(ああ、しかしこれも今となっては はかない夢だったのか、そこで次の一小節、)
定年迎えて永久休み、女房は愚痴るよ、粗大ゴミ 濡れ落ち葉
一人で寂しく暖簾をくぐる、屋台の酒のほろ苦さ
あゝ人生の裏町街道 吹くよ嵐が俺らを呼ぶぜ
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