平成23年8月20日(土)15:00より、熊本市下通の熊本ワシントンホテル 三十三間堂において 「昭和50年度入学 土木工学科及び環境建設工学科土木コース同窓会」を開催しました。

 当時は土木、環土とお互い多少区別していましたが、履修科目はほとんど同じで兄弟みたいなクラス分けでした。 平成9年の工学部百周年以来の同窓会でしたが、同窓生59人中32名が大集合し、卒業以来32年ぶりに32人が再会するといううまい語呂合わせにもなりました。 会は、五十代半ばになったお互いの変貌ぶりに驚き、名前を確認し、やっと安心する光景から始まりました。 間もなく、あちこちで、昔話、家族や職場、孫自慢に話が盛り上がり学生時代の自分に全員が戻ってしまったような雰囲気でした。

 我々の学生時代を思い起こせば、入学した頃学園紛争はほぼ終了しており、施設によってはスプレーの落書きがその名残をとどめていました。 社会的には昭和48年の第一次石油危機の影響を受け、高度成長期にかげりが出始めた時期でもありましたが、その当時の我々は、 そんなことはおかまいなしに、これからの日本の発展を少しも疑うことなく、社会に出る不安を感じることもなく、青春を謳歌したものでした。

 それから32年、今回の同窓会では、地理的条件や震災対応で参加出来なかった人、これから震災対応で九州から関東に転勤となる人、 台湾の工事現場からはるばる参加した人、第二の職場で働いている人など、まさしく世代の縮図をみるような状況でした。 みんな飲めば飲むほど元気が良くなり、熊大土木の熱き血潮は未だに健在であることを実感しました。 長い空白を埋めるには、あまりにも短い時間で、1人1人とじっくり話したわけでもなく、あっという間でしたが、久々の同窓会に参加者全員が満足していました。

 次回は3年後に、宮崎で開催したいとの宣言もされ、それまでのお互いの健康と今回都合により欠席した人たちの参加も期待して、 約4時間の熱気のこもった同窓会の第一部は幕を閉じました。

(倉岡克行 記)
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