平成22年度「特別実習」(3年前期)を受け入れて頂いた機関

2012年11月14日(水)
  氏 名 実 習 先 場 所
1 荒木枝理子 (株)エコアッシュ 熊本県芦北町
2 池上 直毅 基礎地盤コンサルタンツ 宮崎市
3 池田 祐真 鹿児島市役所 鹿児島市
4 一高 将大 宮崎県県土整備部河川課 宮崎市
5 上谷田あい 鹿児島市役所 鹿児島市
6 川口 卓耶 日向市役所 日向市
7 後藤 悠介 国土交通省 宮崎市
8 小牧 聖弥 鹿児島市役所 鹿児島市
9 竹下 友作 (株)坂下組 宮崎市
10 堤  秀利 吉原建設(株) 宮崎市
11 中島 洋子 玉野総合コンサルタント(株) 宮崎市
12 水田 哲朗 八代市役所 八代市
13 山ノ内 拓哉 大成建設(株) 北九州市
14 渡邊 敬史 応用地質(株)関西支社  大阪市
15 松下 拓樹 臼杵市役所 臼杵市
16 森竹勇太 佐伯市役所 佐伯市


株式会社 エコアッシュ
荒木 枝理子
 働くという経験がなく、会社というものはどのようなものか働くというものを経験してみたく特別実習に参加しました。石炭火力発電所から排出される石炭灰の有効利用をしている会社です。発電所で使う石炭によって灰の特徴が変化するので、その灰の配合が変わるごとにフロー試験、膨張試験などを行います。微量ではありますが重金属などを含むので、他社に依頼をして含有量を数値で確認します。石炭灰の特徴を活かし用途に合わせて使い分けをします。作業現場を間近で見学させてもらったり、試験をしたり、教科書でしか知らないものを体験することができ、良い経験になりました。専門用語はわからないとしても、最低限の授業で学ぶ用語は事前に教科書やノートを読みに直しておくといいです。
 
 
基礎地盤コンサルタンツ宮崎事務所          
池上 直毅 
 私は約2週間、基礎地盤コンサルタンツ宮崎事務所において地質地盤調査のコンサルティングについて実習を受けさせていただいた。就職活動を迎えるにあたり、少しでも企業や専門分野の情報を得たいというのが参加の動機である。
 コンサルタントは、いかに調査内容を依頼主に明瞭かつ正確に伝えることができるか、また、相手の望む最善の調査方法を提供できるかが重要である。実際の現場では、まるで学校の講義のように段階的に進められ、専門知識が乏しかった私にも理解できるほどわかりやすいものであった。
 特別実習を終えて、私は専門的知識を得ると同時に、漠然としか存在しなかった自分の将来像をはっきりと捉えることができた。
 後輩の皆さんに伝えたい。特別実習には是非、参加してほしい。やりたいことや興味があることが無いなど関係ない。実際の現場で、本物の技術者の姿を見ることがいかに重要なことか言葉では言い表せない。ただ一言、充実した体験となるであろうことを、私は断言する。
 

鹿児島市役所
池田 祐真
特別実習は学校で勉学に励むのとは違い、自分の体験を通して多くのことを学ぶことができる。実際に現場に出て、自分自身で経験することで、これまでの講義で学んだことを含めて「実際の現場」を学ぶことができた。現場に出ることによって新たなことを得ることも可能となる。また、勉学だけではなくそこで実際に働いている方々の話を聞くことでき、非常に貴重な体験となった。働いている方のやりがいやつらいと感じること、自分がイメージしていた職場とはまた違った本当の姿を知ることでこれからの自分自身の生活も改めて考えることができる。
特別実習はこれまで勉強したことを深めることができ、さらに多くの知識を増やすことができる。学校では学ぶことのできないことも多く得ることができる。なので、自分自身のこれからの生活を改めて考えることができるため非常によい人生の経験となると感じる。
 
 
宮崎県 県土整備部 河川課
 一高 将大
  今回宮崎県庁で特別実習を受講しようと思ったのは、公務員の心構えや仕事内容、宮崎県の河川事業として県職員はどのような取り組みを行っているかを実際の職場で具体的に知りたかったからです。
 実習内容については、さすがにあまり専門的なことはさせてもらえず、ExcelやWord処理が主でしたが、提携事務所での説明を見学させてもらったり、実際の河川を見ながら、行われている事業についての説明を受けたりもしました。また、職場での雰囲気や連絡・会話などのやりとり、職員の方の仕事に関する詳しい説明などのおかげで、公務員としてだけでなく社会人として働くことに対する心構えや厳しさ、社会への貢献性、具体的・専門的な仕事内容、仕事をすることのやりがいやおもしろさを実感することができました。
 今回の研修を通じて、知りたかった内容についてはもちろん、公務員・社会人として働くことや、より専門的な内容などについても知ることができ、意識の向上や、今後の研究内容についての参考とすることもできました。この研修によって、予想以上に多くのことを学ぶことができ、人間的・社会的にも成長することができたと思いました。


鹿児島市役所
上谷田 あい
 今回私は鹿児島市役所に10日間のインターンシップに参加しました。参加理由は大学生活の中ではなかなか見る機会のない現場を見て、土木とはどういう現場なのか、ということを実感したかったからです。実際に行ってみて授業では見ることのない現場を多く見学させてもらうことができました。就職活動をまじかに控えた3年の夏休みに実際に土木の現場を多く見て、自分がその環境で働くことをイメージできたことは、土木という分野に実際に就職しようという意欲を高めることとなりました。専門的な技術はまだないため、あまりお手伝いできることはあまりありませんでしたが、職場の方は親切な方ばかりで、自分の経験談や仕事をする上で苦労することややりがいなど、より多くのお話を聞けたことも今後の就職活動、また就職後にとって大きな糧になるものでした。
後輩の方たちにはいける機会があるならぜひ行ったほうがいいと思います。
 
 
日向市役所
川口 卓耶
 私は今回、日向市役所でインターンシップに伺った。なぜ日向市役所を選んだのかと言うと、なにより私の生まれ故郷であるということが挙げられる。また、日向市駅は駅建築に世界でも稀な木造建築の手法を取ったことで知られ、駅と連動して駅周辺の街整備が行われている、今最も注目を浴びている街の一つであるということも動機の一つだ。
 私が体験させていただいた業務の中で特に印象に残っていることは、耳川河口部景観ワーキングと災害査定の二つである。耳川河口部景観ワーキングは市や県や住民、加えて学識経験者や施工者とで実際に耳川河口部の視察をし、景観に配慮した上で護岸整備をするというものである。私は吉武先生の都市計画の講義を受け、住民参加の協議について習ったが、その体験を実際にすることができた。出口先生を中心に議論し、内容を深めていっている様子を目の当たりにすることができたことは貴重な経験だった。
 災害査定は実際に災害にあった個所の復旧のための予算編成を国土交通省、財務省の担当委員と現地視察をしながらまとめていくというものである。この様子は非常にピリピリとしたムードであり、予算を勝ち取るための攻防がすごかった。このようなムードの現場を経験できたことはこれから先必ず役に立つだろうありがたい体験であった。
 最終日には各課の課長や係長たちと意見交換会をさせていただいた。それによると市役所員として最も重要な資質は他人とコミュニケーションが取れることだそうだ。市民はもちろん、職員相手にも職務を円滑に進めるためには必要なのだからだ。そして市役所はそのような人材を欲しているのだという。
 今回のインターンシップで学んだこと、それは専門で学ぶことはもちろん、幅広い知識が必要だということだった。また、それを活用できるような人間力も重要だということも感じた。これから私はそのことを踏まえ、一つ一つの講義を大切にし、残りの大学生活を謳歌したいと考える。
 
 
国土交通省 九州地方整備局 宮崎河川国道事務所
後藤 悠介
 今回、国土交通省宮崎河川国道事務所工務第三課で二週間勤務をさせて頂きました。
私が特別実習を受けようと思った理由は、まず、どの様な仕事を行っているのか、また、今後自分が将来の仕事を考える際にとても貴重な体験になると考えたからです。
仕事の内容は、新設道路設計、工事発注、予算要求、管理等でした。具体的内容として、橋をつくる場合、必要である予算を要求し、工事の状況の確認を行い、工事がきちんと行われているか管理したり、ひび割れなどがおこった場合、強度に問題が無いか、施工がきちんとおこなわれていたのかを検討を行っていました。トンネルの場合に関しては、トンネルを掘削していく段階で、計画書通りに進めて大丈夫なのか、また、業者と話し合いを行い、どのレベルの安全性の確保が必要であるか、設計より安く済ますことができる部分は無いのかなどの検討を行っていました。
特別実習を通して、主に現地調査で、実際の業者とのやりとりや工事の状況など見ることができとても貴重な体験をさせて頂きました。
最後に、二週間、工務第三課の方々には大変お世話になりました。忙しいながらも現場へ連れて行ってくださったり、様々な事を教えていただき感謝しています。ありがとうございました。
 
 
鹿児島市役所
  小牧 聖弥
 私が鹿児島市役所への実習を希望した理由は、卒業後の就職先として希望しているところであり、職場の仕事内容を体験したいと考えたからである。
 実習を通じて、自分の知識不足を痛感するとともに、多くの助言をいただいた。その中の1つに「他を知る」というお言葉があった。仕事していく上で人間との関わりは必ずある。価値観や考え方が違うのは当然のことで、そのことを理解していくことは必須である。また、他人の状況を理解していくことで、自分の向上につながる可能性がある。他にも、私にとって有意義なお言葉ばかりであり、今後の成長につなげていかなければならないと考えている。
 多くの方々の支え(特に職員の方はお忙しい中に時間を割いてくださった)があったことに感謝し、貴重な経験を活かしていく必要があると強く感じている。
 
 
株式会社坂下組 
竹下 友作
今回インターンシップで株式会社坂下組に受け入れていただきましたが、私がインターンシップを受けようと思ったのは、実際自分が今学んでいることが、どのように社会の役に立っているかを知りたいと思ったからでした。
 配属された現場では、橋梁工事とそれに続く道路を建設しているところでした。担当していただいた土木技術者の方は、気さくな方でとても実習を受ける身としてはやりやすかったと思います。実習を通して技術者を観察し、話をうかがっていくと、やはり技術者として広い知識が必要であることがわかりました。道路だけではなく、橋梁、ダム、山の斜面工事などまで広く手掛けるのだと言います。今回の実習現場を見てきても、実際今学校で学んでいることは、意外と全て必要になっていることに気付きました。そして、勉強だけではなく技術者には、現場の中心に立つ者としてのリーダーシップ力、コミュニケーション力も必要であることに気がつきました。
 今回のインターンシップは私にとって、進路を選択するうえで非常に有益なものになったと思います。
 
 
吉原建設株式会社       
  堤 秀利
 私が特別実習に参加しようと思った理由は、自分の進みたいと思っている職業が実際どのようなことをするのか、実際に体験してみたいと思ったからです。内容は、測量や部材の長さの計測やワイヤーや部材に印をつけるなど、誰にでもできることでしたが、実際に体験することで、自分の考えていた職業と異なることに気がつきました。また、実際に職場で働くことは、自分がどれだけ何もできないか、また、どれだけ知識がないのかなど、知ることができました。さらに、仕事をすることの面白さや、同じ現場でも異なる会社の方とのふれあいなど、普段できない体験をさせていただきました。この体験を通して、これからどうしていくべきかという課題を見つけることができました。ですから、特別実習を受けることのできる方には、ぜひ実習を受けていただきたいと思います。
 
 
玉野総合コンサルタント()     
中島 洋子
特別実習を受講した理由は、自分のこれからの進路を考えていくにあたり、実際にコンサルタントの仕事とはどのようなものなのか、会社とはどのようなものなのかを感じたかったからです。
実習内容としては、国富町国富地区のまち交区域を拠点に、都市再生整備計画のまちづくりの推進、及び提案を今回は、防災、健康増進というテーマを重点的に行いました。
実習を通して得たものとしては沢山ありますが、業務の難しさや、会社の方とのコミュニケーションの大切さ、自分の意見をもつ難しさなどは実際に体験して感じることができました。また一番苦労し、ご迷惑をかけたのは、エクセルの表やフローなどの作成でパソコンをうまく使いこなせないことでした。しかし、沢山のアドバイスを頂き何とか最後に完成することができ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
進路に悩んでいる人や、インターンを受講しようと考えている人へのアドバイスとして、インターンは本当に自分の考え方を大きく変え、普段体験できない貴重な機会なのでぜひ積極的に参加して欲しいと思います。
2週間、玉野総合コンサルタントの皆さんには、沢山声をかけて頂き、沢山の方が優しく接して下さり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
 
 
八代市役所
水田 哲朗
私は熊本県の八代市役所で実習をさせていただきました。八代市役所の方たちは、仕事で忙しい中皆さん本当に親切で、さまざまなことをわかりやすく教えてくださいました。本当にありがとうございました。10日の間に都市計画課に2日、街路公園課に4日、下水環境課に4日配属されました。将来私は、地元の八代市で地域住民の方の役に立てるように仕事がしたいと考えているので、将来のために仕事の内容や八代市の現状を知るいい機会だと思い、特別実習を受講することにしました。
 実習内容は、それぞれの課における仕事内容の説明をしていただいたり、図面に数値を書き込んだり、工事現場の視察や検査に同行させていただいたりと、現場に出て行くことが多く、普段は見ることのできないものを見ることができ、とても貴重な体験でした。大学の講義で学んだことがそのまま仕事の中で使われていて講義の重要性を改めて実感しました。今後は特別実習で学んだことを大学生活に生かしていきたいと思います。
 
 
大成建設株式会社
山ノ内 拓哉
 私はインターンシップを通して,社会の厳しさを知り,社会人になるにあたって今の自分に足りないものを一つでも多く見つけたいと思い,今回10日間の実習を受けてきました.実習先では,現場見学やCADを用いた土量計算などをしました.現場見学では工事や工法の説明を,実物を見ながら解りやすく教えていただき,これまで大学の講義で学んでも理解しづらかったものを知ることができました.また,大学で学んでいる内容がどのように現場で生かされているのかも見ることができました.しかし,それ以上に現場の雰囲気を知ることができたことが自分にとって一番大きかったです.現場では自分の目の前で人が怒鳴られるのを見ることもあり,社会の厳しさの学ぶことができたと思います.この他にも言葉では言い表せないたくさんの経験をすることができました.インターンシップ中はとても長く感じましたが,終わってみるとあっという間でとても内容の濃い10日間でした.
 
 
応用地質株式会社関西支社 
渡邊 敬史
私が特別実習を受講したのは、大学では経験できない、民間会社および現場を経験したいと思ったからであります。実習先では、10日間のうち8日間も現場に連れて行ってくださり、兵庫・大阪・滋賀・和歌山など様々な地域で作業できました。また、作業も事前に、工法などを丁寧に説明して頂いたため、理解した上で、作業ができました。実習を通して、社会人の苦労や現場の大変さなどが、ほんの少しではありますが、体験できたことが一番の経験になりました。その中で、自分自身が、全く基礎知識から復習すべきだと、強く感じました。このような経験は、他では体験できないので、後輩たちには、ぜひとも特別実習を受講してほしいと思いました。
 
 
臼杵市役所
松下 拓樹
今回インターンシップという形で臼杵市役所に実習生としてお世話をしていただきました。臼杵市役所の方々にはとても良くしていただいて2週間という期間はあっという間に過ぎてしまいました。実習では臼杵で現在行っている工事の現場や、すでに工事が終わっている現場に連れて行ってもらいその工事についての説明などをしていただきました。同じ工事を行うにしてもその場所や環境によって工法が変わってくるというのを間近で教えていただきました。また、浄水場などの施設も案内していただき、学校に通っているだけでは絶対に見ることが出来ないようなものまで見ることができました。学校では浄水場の仕組みや処理水の色、においを文字として認識することはできますが、実際に現場に行くことで本物の機械を見て、水の色やにおいを感じることができます。これはとても重要な経験だと思います。今回市役所に実習で臼杵市役所に行かせてもらいましたが、アルバイトや遊んで過ごすよりもとても有意義な夏休みになったと思います。
 
 
佐伯市役所
森竹 勇太
 講義では得られない知識を身につけること,理解を深めることができる。また自分自身の社会性や協調性を見つめなおすことのできる機会である,と考え特別実習を受講しました.
実習先は佐伯市役所上下水道部で,2週間の実習に行きました.実習内容は,浄水処理施設の見学や工事現場の作業,工事完了現場検査の立会等,実際には体験することのできない業務ばかりです.
実習を通して,講義等で学んだことが実際の現場でも使われている場所等を見ることができ,より理解を深めることができました.また,今後受ける下水道学や上水道学等のさらに関連したものにも触れることができました.しかし,それ以上に講義では学べない内容もたくさんあり,毎日が新しい勉強であったことがわかりました.特に,現場でのことは将来役立つことばかりだと感じました.
 特別実習はどんな実習でも多くのことが得られる場だと思うので,是非後輩には参加することをお勧めします.
 
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