30周年記念事業

30周年記念式典

2015年03月26日(木)

第1部

 平成26年11月1日土曜日、八尾市立文化会館プリズムホールで港南高校・港南造形高校創立30周年記念式典を挙行しました。第一部の式典のオープニングから19期生卒業のシンガーソングライターの大山藍さんの校歌独唱で華やかに式が幕開け、式典には住之江区長の髙橋様と住之江区のマスコットキャラクター“さざぴー”も御臨席賜り、さざぴーの登場には会場が沸きました。


第2部 対談会を終えて・・・


 記念式典の第2部として、「港南」を卒業して国内外を問わずご活躍されている方をゲストにお招きしての対談会を実施いたしました。
 今回ご出演いただきましたのは、京都造形芸術大学准教授・パペットアニメーション作家の栗田ロビンさん(7期生)、陶芸家の中村譲司さん(13期生)、シンガーソングライターの大山藍さん(19期生)の3名様です。(司会:蒼風会会長 山﨑功典(11期生))
 紹介DVDが流れると同時にお1人ずつ登場し、まずはそれぞれの高校時代から現在に至るまでの道のりを簡単にご紹介いただき、過去・現在の活動についてフリートークで進みました。
 印象的だったのは、当たり前ですがそれぞれが全く違う様々な道を歩んで現在に至るということです。大変な苦労をしたことや、その時のベストを尽くすことが後の人生に影響すること、「芸術は金になる」話やいつ、どこに、どんな出会いがあって転機が訪れるか分からないという話。
現役の高校生にとっては近い将来の自分と重なることもあり、興味深い対談会となったのではないでしょうか。
 今回このような対談会を企画しましたのは、芸術を学ぶ生徒のみなさんやその保護者の方々は、「高校から芸術の道を選んで、将来は大丈夫なんだろうか・・・」という不安があったり、「芸術なんて金にならない」「将来が不安定」という漠然としたネガティブなイメージをお持ちかも知れません。そのイメージを払拭し、自分の思うがままに自信を持って生きていってほしいからです。必ずしも卒業生全員がアーティストになるわけではありません。夢は必ず叶うとも思いません。ですが、やりたいことを真剣にやり通してこそ、次への出会いがあったり何かが生まれたりするはずです。
 芸術を専門的に学ぶ人が抜きんでているのは「思い描いたことを実現する力」です。将来的にどんな道に進もうが、港南で学んだ精神を持ち続ければ、未来はきっと夢であふれているはずです。

最後になりましたが、ご来場いただきました皆様方、運営・実施に際してご協力いただきました先生方・保護者・後援会の皆様方、また、紹介DVDの作成にご尽力いただきました放送芸術学院専門学校様、誠にありがとうございました。深くお礼申しあげます。

蒼風会会長 山﨑功典(11期生)