大岩 勇次
新緑の候、東商同窓生の皆様には、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は同窓会の運営に格別のご支援、ご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。
昨年末に中国武漢で発生した新型コロナウイルス感染症が、今年初から日本でも流行し、今やその感染拡大が続いています。特に高齢者は重症化するとの報道も有り、比較的高齢化が進んでいる当校同窓生の皆様にはくれぐれも感染しないよう健康にご留意ください。
さて、我々同窓会役員一同はこの二年間、今後の同窓会の在り方を模索しながら、併せて変化する時代に即した活動に注力することに努めてきました。母校が閉校した以上、いずれ同窓会活動が終焉を迎えることは避けられない現実であり、その時期に備えた会則の改正や諸行事の簡素化、運営費用の削減等に取り組んできました。また一方で、同窓会活動を推進する担い手不足に対応するため同窓会役員の負荷削減問題にも取り組んできました。概ね、これらの諸課題について一定の方向性を定めることができた二年間だったと思っています。
また、本年は東商業高校の前身である東区甲種商業学校が1920年(大正5年)5月に設立されてから100周年に当たります。本来であれば恩師や同窓生の皆様方並びに東商業高校後援会の皆様方ともご一緒に母校創立100周年記念祝賀会を賑やかに開催したいと思っていましたが、感染症の流行が短期間に収まる気配がなく、世間でもオリンピックを始め各種諸行事の中止や延期が次々と決まっております。真に残念ながら100周年記念祝賀会も来年に1年延期する苦渋の決断を行いました。 また、当同窓会における当面の活動にも種々制限を受けることになりますが、新型コロナウイルス感染症の流行が早期に終息することを願いながら、来年には皆様方と100周年をお祝いしたいと思っています。 同窓生の皆様には引き続き同窓会活動に倍旧のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。