平成8年4月6日
実業家の三宅一真氏(旧制7回)が、当時中央区今橋に在った天保八年築(1837)鴻池邸を譲り受けられ、近鉄奈良線富雄駅近くの地に、莫大な私財を投じて移築(1982)されて、旧鴻池邸表屋(見世)船場町人文化史料館として維持なさっている施設を訪れました。戦前、商内(あきない)に使われていた数々の珍しい道具類・通帳(かよいちょう)等、日常の取引備品を鴻池から譲られて、一般に開放展覧されている。なにわ商人の心意気に感嘆すると共に、今風に云えば、企業メセナ先駆者として敬服いたします。 続いて会場を大和名寺霊山寺聚楽殿に移し記念撮影のあと、豪華な花御膳で花見の宴を催しました。今回の記念にと、生駒在住の堀井貞左久氏(旧制16回)ご労作の士魂商才染め付けの陶芸作品 「杯」 を全員が頂戴しました。 堀井氏には厚く御礼申し上げます。 (参加者120名)