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見学会だより

平成8年4月6日

実業家の三宅一真氏(旧制7回)が、当時中央区今橋に在った天保八年築(1837)鴻池邸を譲り受けられ、近鉄奈良線富雄駅近くの地に、莫大な私財を投じて移築(1982)されて、旧鴻池邸表屋(見世)船場町人文化史料館として維持なさっている施設を訪れました。戦前、商内(あきない)に使われていた数々の珍しい道具類・通帳(かよいちょう)等、日常の取引備品を鴻池から譲られて、一般に開放展覧されている。なにわ商人の心意気に感嘆すると共に、今風に云えば、企業メセナ先駆者として敬服いたします。 続いて会場を大和名寺霊山寺聚楽殿に移し記念撮影のあと、豪華な花御膳で花見の宴を催しました。今回の記念にと、生駒在住の堀井貞左久氏(旧制16回)ご労作の士魂商才染め付けの陶芸作品 「杯」 を全員が頂戴しました。 堀井氏には厚く御礼申し上げます。 (参加者120名)

 

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平成7年10月5日

世界最高水準を行くシャープの工場と、奈良の伝統産業である毛筆作りの工程を見学しました。シャープ八尾工場では、家庭用エヤコンで世界随一の完全無人工 場(24時間自動運転で検査も自動)を縦覧しました。天理に移動して天理工場開発総合センターでは、世界最高40%のシェアーを誇るシャープ自慢の「液晶」のすべてを勉強しました。 引き続いて奈良市四条町のあかしあ製筆工房を訪問、7世紀以来伝統の「筆の手作り」の実際を身近に見学しました。(参加者54名)

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平成6年9月8日
上村 静一(旧16)

阪神高速湾岸線。阪神3号線を経て和田岬の神戸造船所へ着く、プレゼンテイションホールで歓迎の辞・事業概要ビデオ。今や造船の比率は15%以下、発電機・公害防止装置・文化施設やレジャー産業に重点が移行している。例えば福岡球場の開閉ドームはここで造ったとのこと。早速黄色のヘルメットを冠って所内見学、船台には巨大なコンテナ船・ジーゼルエンジン組み立て工程・シールド工法トンネル掘削機・原発部品、最後に超伝導電磁推進実験船を見学して終わった。このあと高塚台食品団地のグリコピア神戸で、評判のポッキー製造工程を巡覧する。さいごは市立農業公園ワイン城でビールとワインで乾いた喉をうるわして帰る。(参加者57名)

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平成6年3月3日
大山 奈緒美(新5)

京都駅をバスで南下、伏見の月桂冠工場へ、創業寛永14年(1637)、名称の由来は日本酒の王者たらんと志し、勝利者に贈られる栄光のシンボルに因んで、酒名に月桂冠を採用、酒米「山田錦」や、お香水に恵まれ、まさに水と風土と技がおりなす伏見の銘酒である。昼食は、中書島料亭「ますかけや」の松花堂懐石で京都情緒をたっぷり味わった。次は一気に洛中を北上、八瀬は大原の清流に育まれた京野菜漬け物の老舗 土井志ば漬本舗工場へ、買い物のあと、国際会議場を経て、西陣は鶴屋吉信で茶菓の接待をうけて西下しました。(64名参加)

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平成5年9月16日
上村 静一(旧16)

国道163から外れて学研都市高山地区大学院大学、サイエンスプラザを経てハイタッチリサーチパークの積水ハウス総合住宅研究所に着く、早速「納得工房」を見て回る。ここは居住満足度を体験学習して、ナットクしてもらおうという施設である。昼食後田辺の一休寺を訪ねる。格式張らない慕わしい寺で、枯山水の庭が佳い。あとは京阪奈プラザでの研究所群と隣接ニュータウンを車窓に眺め、福寿園Cha研究センター茶室で一服して帰途につく。(参加者43名)

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平成5年3月19日
大山 奈緒美(新5)

山崎醸溜所は天王山を背に、名水百選の水無瀬の水と、桂川・木津川・宇治川の三川合流による霧の名所という好条件に恵まれ、醸溜工場に入るや、芳醇な香りが漂っていて、気分は上々、10年で30%が蒸発してしまうとか、あの琥珀の色合いは、樽の生木の匂いを消すのと、木を曲げやすくするために、焼いて焦がす、その焼き加減で濃淡が出ると聞き一同感嘆しきり。次のビール工場では清潔な場内には殆ど働く人は見あたらない。
大麦がビールとして出荷するまで2ヶ月半要するとか、出来たての「モルツ」をおかわりして、ほんのりと酔いを憶えつつ辞すと、頬にふれる天王山おろしの風が心地よかった。(46名参加)

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平成4年9月22日
米田 三七子(新13)

「碧雲荘」
は、大和銀行創設者、野村徳七翁が精魂込めて造った別邸で、庭園は小川治兵衛の施工、昭和3年完成するまで13年間を要した。三千坪の広大な地に、大池をうがち、1500箇を越える大小の庭石を用い、平安朝庭園風の周遊式・回遊式・鑑賞式を兼ねた壮大な庭園で、近代庭園の代表作とされている。名建築内部の鑑賞・庭園の回遊の見学は、冨士芳明氏(旧制16回・大和銀行OB)のお骨折りで実現しました。続いて隣接の「野村美術館」で美術鑑賞のあと、抹茶を頂いて、お開きしました。(参加者は別邸の要望で30名に制限されました)

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平成4年3月9日

松下電器産業の祖 松下幸之助さんの業績を懐古した「歴史館」では偉大な業績にふれることが出来ました。 午後は国道1号線を渡る、一転近代技術の粋を一堂に集めた「技術館」へ参りました。 さすが世界の松下が近未来に及ぶ最新鋭技術の真髄に充分触れることが出来ました。  (参加64名)

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平成3年10月26日

20世紀最大のプロジェクトといわれる大阪湾に浮かぶ関西国際空港建設現場を観光船「ペガサスかんさい2号」の船上より見学しました。巨大なクレーン船、多数の土砂運搬船の往来を目の当たりにして、新生関西の期待を担った息吹を感じて興奮させられました。(参加27名)

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平成3年2月20日
川端 博(旧27)

大正初期建造の風雅な資料館で、白鶴酒造の歴史と、酒造りノウハウの説明をうける。寛保三年創業以来250年にわたり、今日に至る「白鶴」の伝統は、六甲からの宮水・播州米の山田錦・精白率3割の三つからなる。利き酒を味わったのち、完全温湿度管理のオートメ化された巨大な醸造工程を特別の計らいで見せていただいた。(24名参加)

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