会議に先立ち、韓学長(令和4年4月、17代学長に就任)より大学の現況・今後の展望について話があった。将来の予測が困難な時代、社会の期待とニーズに応えるべく大きな変革にチャレンジしている。それは西日本最大規模の経済学部を有する単科大学から総合大学への挑戦である。第一段階は医療インフラと関係を持つ「データサンエンス学部」(2024.4開設)、第二段階で「看護学部」(2025.4開設)、両学部とも下関市が進めているスマートシティ推進事業との親和性が高く、地域発展に貢献する人材を育成する学部です。
これについては、文科省への認可申請を経て2024年度以降のスタートを目指している。大学としてもこれに向け努力をしていくが、それには同窓会の理解と協力が欠かせない。その旨重ねてお願いしたいと話された。
会議冒頭冨成信太郎同窓会長が、平素からの同窓会活動に対する協力に感謝の意を述べられ、会長を引受初めての全国支部長会議であるが、コロナ禍の最中にも拘らずご出席いただき有難うございました。本会を「withコロナ」での対応とさせて頂きました。折角の機会ですので、忌憚のない意見を出してもらいたいとあいさつがあつた。
(議事に入る前、吉鹿市立大学事務局長より大学の現状について報告があった。)
- 私学が公立大学法人化するケースが全国的に増加、大学間競争が激化している。
(議事)
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令和4年度事業報告・決算報告があり、畠中監査より監査報告がなされ異議なく承認された。
事業報告・決算概要(収入の部) ・ 会費収入は入学者499名であり、予算比△20千円。 (支出の部) ・ 昨年同様、全国的な新型コロナの影響で①各支部総会は2支部を除き開催中止 ②全国の集い(高知)の中止 ③役員会の規模縮小 ④大学関係の行事(大学祭等)が中止となり、関連費が減少。 ・ コロナ禍にある学生に対する緊急対策費として2百万円を計上。ネーミングライツについては、今期執行した。総合大学化に向けた教育環境整備に役立てられる学業成果指標(エスロ)の運用、電子書籍の導入に関する寄付金(1百万円)については、諸般の事情により翌期の執行となった。 -
令和5年度予算(案)
・ 予算審議に入る前に、冨成会長より先の役員会(9/10))で協議した来期予算案について、会費収入は定員の450名として9百万円とする。コロナ禍により、二年余り支部総会開催が多くの支部で中止となっており、支部活動助成金を一律半額。収入の範囲内で活動費を賄う等の意見があった。これを念頭に入れ審議してほしい旨要望された。 予算の概要 ① 同窓会の運営費となる会費収入は、定員450名として計上。(会費収入9百万円) ② 同窓会活動基金残高23百万円は据置。 ③ 支出については、来年度においても新型コロナの影響がないとは言えず「withコロナ」での対応もあると考え、当面例年通りの予算としておき、臨機応変に対応する。
但し、支部活動助成金については一律半額とする。
尚、支部活動助成金等、4月の役員会にて見直すことの発言が会長よりあった。
これを受けて、予算案は了承された。
(また支部活動助成金の支給基準を示してほしいとの要望があった。)
これについては、各支部における会員数(案内が届く範囲)、支部総会出席者等のアンケートをすることにした。 -
「全国の集い」開催について
・ 令和5年(2023)8月5日(土)下関にて開催(予定)~(引受支部・山口県支部)
コロナ禍により開催が中止されており、昨年の全国支部長会において様々な意見が交わされた。「全国の集い」の火を絶やすなとの声も根強くあり、「withコロナ」対応、下関から再出発したらとの意見があった。役員会で協議を行い、下関から再出発することとしたものである -
「同窓会誌」発行について
・ 卒業生の写真を表紙に掲載したことが非常に好評であった。元々新卒の会員に同窓会をアピールする目的のものであり、毎年発行することにした。
また、「同窓会フェイスブック」も立ち上げたので、パソコン・スマホで利用して頂きたい。 -
各支部報告・意見交換
・ コロナ禍で支部総会は開催中止の支部が殆どであった。支部役員会・幹事会等を開催されている支部もありました。今後は「withコロナ」対応にて開催すると積極的な支部も増えてきた感があります。 ・ 中部総支部において、静岡県在住の同窓生を取り敢えず吸収しようとの動きがある。(意見交換) ・ 「支部活動助成金」について、ある支部長さんが「元々十分にあるとは思っていない。支部活動はそれぞれの支部ができることをする。それで足らないから支部会費を頂いている。」との発言があった。 ・ 本部としても十分な助成金を支給したいところであるが、収入に限度があり、反面同窓生は増加の一途を辿っている現状があります。この点ご理解の程、お願い致します。