《九州スタッフ株式会社 代表取締役社長 大霜彰子(29期)》
「《はたらくをデザインする》をコンセプトに、信頼をモットーに取り組んでいる。人材サービス会社として許認可事業である有料職業紹介事業と人材派遣事業を手掛けている」と語る大霜彰子様は2021年4月九州スタッフ株式会社の社長に就任されました。
「地元企業ならでのネットワークが当社の強みと言える。事務職をはじめとするオフィスワーク領域への人材派遣業を主体にしながら、IT関連のシステム開発やシステム運用構築を担う技術者派遣に特化している」と自社の特徴を語られます。同業他社の地場企業に加えて、全国大手企業も参入して激しさを増す地元人材ビジネス市場において、同社は中堅五強の一角を占めております。
大霜社長は就職氷河期世代であり、今日に至るまで様々な経験を積むとともに、多くの苦労を重ねられました。
その経歴は、大学卒業後日本生命相互派遣会社に就職されたのですが1年で挫折して退職。そして企業調査や出版を手掛ける東京経済株式会社に転じて校正業務をはじめ電話受付お茶くみなども経験されました。
その後、北九州市のタウン情報誌「おいらの街」を発行していた「株式会社オーパス」へ転職された大霜様は音楽担当ライターとなり、在籍2年半で100人超ものミュージシャンを取材されたといいます。
その後、フリーライターとなり10年間にわたり東京で活躍された後、2014年4月九州スタッフ株式会社に入社されました。
九州スタッフ株式会社に入社されてからは、IT関連のグループ会社との統合や有料職業紹介事業への参入などの多角化路線へと会社の拡大に尽力され2016年5月に取締役、2019年5月に副社長、2021年4月に社長に就任されました。
「会社は社会の公器」と考えて自らを律する大霜社長は、「日々感謝の気持ちを忘れずに与えられた役割を全うしていきたい。大企業の場合大きすぎてできないことを、小回りの効く九州スタッフ株式会社で小さくても多様なビジネスモデルを展開しつつ、新しい働き方も追及してゆきたい」と笑顔で語られるのでした。
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