行事案内・報告

特別企画セミナーのご案内

2019年12月吉日
会員各位
立命化友会企画運営委員会
委員長 前川 昭 
 
 
立命化友会 「第7回特別企画セミナー」 開催のご案内
 
拝啓
 深秋の候、立命化友会会員の皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は各種の企画運営にご協力を賜り、厚く御礼申しあげます。
 さて、第7回の「特別企画セミナー」の開催要項が決まりましたので、ここにご案内申し上げます。
 本年度は、本学映像学部の望月茂徳准教授に「クリエイティブメディアとインクルーシブデザインについて」というテーマでご講演をお願いすることになりました。望月先生は2007年に筑波大学大学院システム情報工学研究科で博士(工学)の学位を得られ、同年、本学に映像学部が開設された際に着任されました。望月先生はインタラクティブ・メディア、メディア・アート、デジタル・メディアを用いた子供・高齢者・障害者向けコンテンツ開発、デジタル/アナログ・メディアの両面からアプローチするあそび開発、舞台美術制作など、幅広い分野で意欲的な取り組みをされている新進気鋭の若手研究者です。
 今回は、クリエイティブメディア、つまりアートとデジタル技術の融合によって映像を体験できるようなメディアの近年の動向や、これをベースとしたメディアデザイン研究とはどのようなものであるのかを分かりやすくお話しいただきます。
 皆様お誘いあわせの上、是非ご参加いただきますようお願い申し上げます。
敬具
 
 

「第7回特別企画セミナーのご案内」
 
演 題:「クリエイティブメディアとインクルーシブデザインについて」
講 師:望月 茂徳 氏 (立命館大学 映像学部 准教授)
日 時:2020年3月1日(日)16:00 – 17:30(終了後、懇親会を開催いたします) 
会 場:京都タワーホテル 9階 白水の間
    京都市下京区烏丸通り七条下ル(JR京都駅北)TEL:075-361-3222
参加費:無料(ただし懇親会にご参加の場合は会費5,000円)
 
参加のお申し込みは同封の申込書によるFAX、
もしくはメールにて下記立命化友会事務局までお願いします。
多数のご参加をお待ちしています。
 
 
立命化友会事務局
立命館大学びわこ・くさつキャンパス内
TEL: 077-561-2658(直)内線:8046
FAX: 077-561-2659
E-mail: kayukai@st.ritsumei.ac.jp 
          
  
 
           
  
 

『クリエイティブメディアと              
インクルーシブデザインについて』   
 
【講師】望月 茂徳(立命館大学映像学部准教授)



 

 【概要】最新の映像テクノロジーを用いたデジタルコンテンツを展示する施設やイベントなどが増えてきています。アートとデジタル技術の融合によって映像を体験できるようなメディアがクリエイティブメディアと呼ばれるようになってきています。クリエイティブメディアの近年の動向をご紹介しつつ、これを応用した障害者や高齢者を包摂するメディアデザイン研究についてお話いたします。
 
【略歴】
1977年 埼玉県生まれ
2000年 筑波大学第三学群基礎工学類卒業
2007年 筑波大学大学院システム情報工学研究科単位取得、博士(工学)
2007年〜2011年 立命館大学映像学部専任講師
2011年〜現在 立命館大学映像学部准教授


フラクタル画像処理技術などを学んだ後、アートとテクノロジーを結びつけるクリエイティブメディアについて関心をもち、近年は障害や高齢者、子供を包摂するデジタルメディアの研究を立命館大学にて行っている。2004年 独立行政法人情報処理推進機構より「天才プログラマー/スーパークリエータ」認定。




 

100周年記念校友大会 講演について(立命館大学HPより)

10月18日に開催されました「100周年記念オール立命館校友大会」での理工系学部・同窓会合同企画『理工系学部の新展開と日本の科学技術の挑戦』の講演の記事が、立命館大学のホームページに公開されました。
ご覧ください。⇒こちらをクリック

保護中: 「はやぶさ」と「はやぶさ2」、そして「お月さん」 中村尚武(1966年3月化学科卒)

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関東支部総会を開催しました(2019年8月24日開催)

 8月24日(土)、東京キャンパスで12年ぶりの関東支部総会を開催しました。
 清水昭夫関東支部長による開会の挨拶の後、講師に学校法人立命館常務理事・理工学部教授の建山和由先生をお招きし「R2020からR2030へ―立命館学園はどこに向かうのか?-」と題した講演を行っていただきました。学園ビジョンを取りまとめられた建山先生のお話を伺い、参加の皆さんは、2030年までにさらなる大きな変革を遂げているであろう立命館学園の将来に思いを馳せました。
 

 その後の懇親会では、講師や旧・現教員を交えて楽しいひと時を過ごしました。
 

「化粧品の製品開発と産学連携によるオープンイノベーション」

 
特別企画セミナー
(2019年2月27日京都タワーホテルにて)
 
「化粧品の製品開発と産学連携によるオープンイノベーション」
 
株式会社マンダム
執行役員 基盤研究所 所長
(大阪大学大学院薬学研究科 招聘教授)
岡田 文裕(平成01年化学科卒)  

 このたび、2019年2月17日(日)、京都タワーホテルにて、第6回特別企画セミナーで講演させていただきました。きっかけは、私の立命館大学時代の同級生でもある生命科学部の花崎知則教授にお声がけいただいたというもので、このようなご縁に感謝しております。
 
 日本の化粧品業界ですが、最近はインバウンド消費で爆買いされ、海外からも注目を浴びております。その背景として、我々は、世界の人々の日本製化粧品の品質に対する信頼性の高さが背景にあるのではないかと捉えております。このような背景の中で、「化粧品」の研究開発は、界面化学、皮膚科学、毛髪科学を土台にした従来からの基本的な技術に加えて、最近日本で特に進化の著しいライフサイエンス研究分野における再生医療技術など、新しい科学領域からの技術応用の挑戦が続いています。
 当社マンダム(年配の方にはかつてのチャールズブロンソンのCMでご存知の方もいらっしゃることかと思います)におきましても、「人間系」をキーワードに、化粧品の製品化研究、安全性の追求だけでなく、アンチエージングに繋がる先端技術を用いた研究、全く新しい価値創出を目指したイノベーティブな研究に現在取り組んでいます。これらは主に、大阪大学大学院薬学研究科との産学連携によるオープンイノベーションによる取り組みです。
 我々マンダムと大阪大学との先端化粧品科学共同研究講座は、先端医療技術を応用した革新的化粧品の開発をゴールとしています。近年の幹細胞培養技術や組織再構成技術は、皮膚やその付属器官の再生、生体内の反応や制御のin vitroでの再現が可能で、香粧品研究分野でも応用が期待されます。我々は、皮膚に存在する幹細胞を単離同定し、培養系を確立することによって、生体外においてこれらの働きや活性を再現し、それをコントロールできる薬剤の探索方法を確立できると考えています。
 大学医学部、皮膚科医、美容外科医等と連携しながら、ヒトの皮膚組織および皮膚関連組織における蛋白質や遺伝子の発現、それら組織から単離した細胞の分化や機能変化、各組織のダイナミックな機能や恒常性維持の分子メカニズムの解明などを目指しています。これらの研究成果は、化粧品分野において早期に実用化できるものと考えており、新しい効能を有する次世代型の化粧品の創出を目指しています。現在進行中のテーマが多くまだ公表できないことも多いのですが、これまでの研究成果のトピックスを例として少しご紹介させていただきます。 

 我々の研究グループは、ヒト皮膚組織(倫理審査承認済み)から汗腺細胞を単離し、単離した汗腺細胞
(図1)ヒト汗腺の三次元構造
の中から汗腺の幹細胞を世界で初めて発見しました。さらに、その汗腺幹細胞を用いて生体外における汗腺様構造体の再生に世界で初めて成功しました。また、皮膚組織から取り出したヒト汗腺の三次元構造を可視化することにも成功しました(図1)。 これにより、発汗時における汗腺収縮機構の解明や、汗腺が発汗する機能を直接的に評価することが可能となります。化粧品分野の常識として、これまでは汗腺にフタをして汗を止めるという機能が中心であった制汗剤の技術ですが、現在開発中の技術を用いることで、汗腺に生理的に直接作用して「汗の量や質を改善する」といったような新たな機能を提案することが可能となると考えています(図2)。

 
(図2)期待される次世代制汗剤
 直近では、3Dライブイメージングという手法を用いることにより、汗腺の動きを観察できるようにもなりました。その研究成果は、化粧品産業において世界最大のクラスターであるフランスのコスメテックバレーが主催するコンテスト「Cosmetic Victories 2019」において、最優秀賞を受賞する栄誉を受けました。化粧品研究の本場フランスにて「最も期待できる基礎研究」として日本の我々の研究が評価を受けたことには大きな意義を感じています。(ちなみに、我々化粧品業界の技術者たちで構成される業界最大の国際化粧品技術者会、略称IFSCCという団体があるのですが、フランスは、この2019年度IFSCC研究ランキングで1位です(日本は2位))。現在我々は、この研究成果を応用した次世代の制汗剤を世の中に少しでも早く送り出せるよう、次のステップとしての実用化研究を進めているところです。
 
 今回一例としてご紹介した汗腺研究以外にも、我々は、肌再生に関与すると考えられる免疫制御の研究や、毛髪再生に関与する幹細胞研究等、現在、種々の研究テーマを精力的に進めており、今後も引き続き成果を出せるよう邁進しております。我々の研究とコラボレーション出来るようなテーマや活用できそうな研究成果がおありでしたら、御一報いただければ幸いです。

100周年記念オール立命館校友大会のお知らせ

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来る10月18日(土)に京都国際会館にて、100周年記念オール立命館校友大会が開催されます。














今回は理工学部・同窓会合同企画として、宇宙科学研究所署長國中均氏の講演会も開催されます。これを機に立命化友会をはじめ理工系卒業生のみなさんの数多くの参集をはかり、開設四半世紀を経たBKCの理工系学部の現状と新展開についてご承知いただき、今後のご支援とご協力を賜れたら幸いです。
ぜひご参加ください。
 
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校友大会案内ホームページ:http://hajimari.info/2019kyoto/
 
 
 
 

企画運営委員会報告 

委員長 前川 昭 (昭和52年化学科卒)
 
 会員の皆様方の交流と親睦を図る目的で、種々の同好会活動(経費は参加者の自己負担)や特別企画セミナーなどの行事を開催していますので、運営状況について、ご報告させていただきます。
 それぞれの同好会については、幹事の方々にお世話をいただき、活動が繰り広げられています。恩師の先生方、先輩方、朋友、ご家族との交流を楽しむ絶好の機会になっております。
 また、当委員会企画事業として、特別企画セミナーを2019年2月27日(日)に開催し、本学理工学部化学科卒の株式会社マンダム基盤研究所所長の岡田文裕氏を講師にお招きして、「化粧品の製品開発と産学連携によるオープンイノベーション」と題してご講演を賜りました。
 また、年2回程度開催される企画運営委員会では、より活発な会員相互の交流や親睦を図る企画を検討しています。今後とも、皆様方のご協力をいただきながら、一層充実した企画運営を続けてまいります。
 それぞれの開催案内は、ホームページに記載しておりますので、参加ご希望の方は、お気軽にご一報ください。
 
 
企画運営委員会開催報告
①2019年2月17日(日)(於:京都タワーホテル)
 支部活動、在学生等への新規支援などの議題について協議しました。
 支部活動については、関東支部と協議するために、3月下旬に開催される幹事会に白井会長、谷口副会長、ならびに花﨑企画運営副委員長が参加することとなりました。
 次に、新規事業として検討している在学生等への支援については、優秀学生の表彰制度、留学プログラム参加者への補助制度、卒業生による就職活動サポート制度の事業案について、学部等からの意見などを参考に事業化に向けた協議を行いました。また、卒業生の薬剤師向けの研修事業として、薬学部における卒後教育へのサポートについて協議しました。
 今回、協議した結果については同日に開催された幹事会にて報告しました。
 
②2019年6月15日(土)(於:朱雀キャンパス)
 支部活動、在学生等への新規支援などの実施に向けた具体化について、協議を行いました。
 支部活動については、関東支部の総会が8月下旬に開催されることが報告され、教員、立命化友会役員が参加することになりました。
 在学生等への支援については、優秀な業績を上げた学生への表彰制度、留学プログラム参加者への補助制度、卒業生の就職サポート制度の事業案のうち、準備ができた優秀な業績を上げた学生への表彰制度の今年度実施に向けた協議を行いました。
 また、薬学部における卒後教育へのサポートも実施に向けた協議を行いました。その後、本年度の特別企画セミナーなどについて日程や講師候補の選定などを行いました。
 協議した議題については同日に開催された幹事会にて報告しました。

関東支部総会開催!!のご案内

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8月24日(土)、東京キャンパスで開催します。
旧教員の谷口先生(応化)、中村先生(応化)、白石先生(応化・生工)、現教員の花﨑先生(応化)、井上先生(薬)も参加予定! 
是非ご参加ください。