母校だより
母校だより
2020年9月2日更新
「定年退職にあたって」 菊地 武司(平成16年着任)
.jpg)
2008年には、BKCに新しく生命科学部と薬学部が誕生しました。そして生命情報学科は生命科学部へ、我々も情報理工学部から生命科学部に移ることになりました。当時は、生命科学は21世紀の科学分野として大いに期待できるという雰囲気を醸し出しておりました。そして主にウェット系分野の教員は、生命科学部の他学科や薬学部に移り、生命情報学科はドライ系教員が中心となりました。しかしやはりこのままでは、当初の理念が崩れてしまうと危惧され、徐々にオミクス研究を主体としたウェット系分野も充実させていくことになります。2011年から2013年までは、入試高大連携副学部長として、執行部にて学部運営に携わりました。そして定年の一年前に学部長を拝命し、本当に微力であることを痛感しましたが、なんとか一年学部・研究科の運営に尽力いたしました。
さて研究室を主宰して来て感じたことは、2014年から英語基準の留学生が大学院に入学するようになり、また2-3ヶ月の短期滞在の留学生も徐々に増えてきて、ここ数年で国際化が進んだということです。国も、ケニア、インド、タイ、バングラデシュなど多様で、ゼミもさすがに日本人学生が英語でゼミをやるのは難しいですが、パワーポイントスライドは英語で作成するようになりました。さらには留学生ではないけれども、アメリカ人もゼミに加わってもらえました。このようなことは、学生・院生にも大いに刺激になったと思っております。ただ残念と思っているのは、せっかくの機会でしたが、日本人学生が英語を習得するより留学生が日本語を習得する方が早いということです。

立命化友会
(旧立命館大学応化会)
(旧立命館大学応化会)
〒525-8577
滋賀県草津市野路東1丁目1-1
立命館大学 生命科学部事務室内
TEL 077-561-2658
FAX 077-561-2659
(月・水・第2/第4金 )
9:00~16:30