大城　翼

私は、高専時代は剣道と写真に振り切って活動していて成績は低かったです。しかしながらこの２つの活動は真摯に取り組み、剣道では大学生の部で県2位、そして写真ではキヤノンフォトコンテストの30歳以下部門で1番の賞を受賞しました。結果だけでなく、過程においても実績があります。剣道では土日はいろんな高校や大学に混ぜてもらいながら稽古をしていました。写真では学生時代だけで計6回の個展を開催しています。そしてそれが功を奏して2022年に大手カメラメーカーのグループ会社に就職しました。しかしながら会社の社風に合わずに2023年6月より休職し、2024年12月末をもって退職しました。しかしながらアーティストとして活動は順調で2024年6月には銀座で3週間個展を開催し、今年2025年2月より沖縄タイムスから発刊される「新沖縄文学」に写真家として寄稿させていただくなど順当に実績を積み上げています。そして次は新しい挑戦を試みています。それには、会社員時代の経験が充分に生きていると感じます。
ここまで読んで、才能があったからだと思われる方もいらっしゃると思いますが、個人的には運がよかったことと行動して失敗した経験があったからこそと思っております。それを才能と言ってもいいですが、結局のところ行動を続けなければ運も巡ってこないですし、環境も変わらないと思ってます。そして、生命の危機が訪れるわけでもないので、何度も失敗して何度も下手な挑戦をすることが大事だと思ってます。それで得た情報と経験を元に試行錯誤してまた失敗してを繰り返していけば実力は少しずつでも上がっていきます。社会に出てみたら、失敗にはお金が伴いますし、得られる情報も少ないですけど、学生の間は無料で大失敗できますし、ちゃんと怒って教えてくれる人たちがいます。そういう方々こ意見を受け入れられなくても覚えておけば糧になるので、それぞれいろんなことに挑戦してみてください。