イベント情報

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2024年11月2日に、2024年度ビジネスアイデアコンテストが開催され、大類淳矢さんを代表とする3名による【CraftMind: 手工芸を活用したメンタルヘルスプロモーション】のビジネス提案が電気クラブ賞を受賞されました。

 2024年11月2日に杉本キャンパスにおいて「2024年度ビジネスアイデアコンテスト」が開催されました。最終選考には11チームが参加して熱心な発表がおこなわれました。
 
2024年度ビジネスアイデアコンテスト概要
【主催】 大阪公立大学_ Fledge事務局  
【協賛】 大阪公立大学_校友会、教育後援会、有恒会、大阪公立大学電気クラブ、トリセツのトリセツ㈱、㈱レヴィ、(合)irori
【目的】 新しい目標や課題に対して、積極的にアイデアを出し、企画・実行していく能力やチャレンジ精神などを有した学生を育成する。
【応募資格】 大阪公立大学、大阪市立大学、大阪府立大学の学域・学部生、大学院生、高専生を含むチーム(卒業生を含む)又は個人
【日程】 公示;7月8日、応募締切;10月2日、予選発表;10月7日
【本選会】 11月2日
11チームのプレゼンテーション(プレゼン5分、Q&A3分、入替1分)
審査発表、授賞式(各審査委員、センター長)
審査内容は「完結性・完成度」「新規性・独創性」「実現可能性」「市場性」
各項目7点。
【各賞】 グランプリ公大校友会賞10万円、教育後援会賞  5万円、有恒会賞  5万円、電気クラブ賞    5万円、情報親方賞    2万円、その他
 
 
予選審査通過11チームのテーマと本選会受賞一覧は、下記の高度人材育成センターのホームページに掲載されていますので、そちらをご覧ください。

https://www.omu.ac.jp/las/jinzai/info/report/entry-66407.html
 
 
 
電気クラブ賞受賞提案
【テーマ名】 CraftMind: 手工芸を活用したメンタルヘルスプロモーション
【提案者】 大類淳矢(代表)、上野慶太、上田将也
【要旨】  私たち、OMEN(Occupational therapy and Mental health Electrophysiology Nexus)チームは、【CraftMind: 手工芸を活用したメンタルヘルスプロモーション】というビジネスアイデアを提案させていただきました。
 CraftMindは、手工芸の癒し効果と最新の脳科学技術を組み合わせた、精神的健康改善のための革新的ツールです。近年の調査によると、日本人の72.9%が普段の生活でストレスを感じており、92.8%の人が精神面での不調を感じています。私たちリハビリテーション学研究科 作業療法学領域から生まれたチームであり、日々、作業を行うことによるリハビリの効果を研究しています。今回提案させていただいたCraftMindはチームによるこれまでの知見を活用し、手工芸活動が持つ脳波と自律神経機能への影響に関する複数の査読付き論文を基に開発されました。
 特徴として、最先端の脳波・自律神経測定機器を用いること、高度な分析機能を持つスマホアプリを使用する点、多様な手工芸キットをメンタルヘルス改善のツールとして用いる点が挙げられます。ストレスを発散したい一般ユーザーのほか、生産性を向上させたい企業従業員や、学習効率を向上させたい生徒や学生など、広いターゲットを想定しています。これらを導入することによって、ストレス低下や集中力と創造性の向上、生産性の向上などのほかに、ひいては自律神経機能の調整、睡眠の質向上、血圧改善などを通じて社会全体の健康増進が見込まれるのではないかと考えています。

<受賞コメント:大類淳矢氏>
 今回、ビジネスアイデアコンテストにおいて電気クラブ賞を受賞させていただき、大変光栄に感じております。私たちは普段はそれぞれの現場で臨床実践や教育、研究等を行いながら、確かなエビデンスのもとでのリハビリテーションの提供を目指しています。普段の学会発表や論文執筆とは異なる慣れない環境での発表でしたが、私たちのテーマに興味を持っていただけたことや、他のチームのアイデアを聞かせていただけたことが大変良い経験となりました。今回広がったビジネスの観点も取り入れながら、今後さらに研究活動を加速させてまいりたいと思います。
 最後になりましたが、ビジネスアイデアコンテストに携わっていただいたすべての皆さまと私たちのチームを支援してくださったすべての皆さまに、心より御礼を申し上げます。
 
 
全員写真
 
大類氏のテーマ発表風景

 
受賞写真
中央が大類さん、右端は審査員を務めていただいた上田さん(元NDC会長)

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