学生コラム
学生コラム
2025年1月8日
第9回
大阪市立大学 工学部 電子・物理工学科
谷口文哉
谷口文哉
皆さん初めまして。第9回学生コラムを担当いたします、大阪市立大学 工学部 電子・物理工学科4年生の谷口文哉です。大学生活は、多くの人にとって人生の転機となる時期であるように思います。私にとっても、この4年間は自分自身を見つめ直し、成長するための貴重な時間でした。今回の学生コラムでは私の4年間の学生生活について少しお話させていただきます。
私は、大学生活の4年間を学業・アルバイト・部活動という三本柱に全力を注いできました。まず学業では知識を深めることの楽しさを知ると同時に、課題や試験のプレッシャーと向き合ってきました。1~3年生の頃は初めての本格的な実験レポートの作成や、広範囲の試験対策に追われ、効率の良い勉強法を模索する日々が続きました。そんな中、4年生から始まったゼミ活動が私にとってターニングポイントとなりました。1~3年生の間は、準備された実験系を使い、既知の結果を再現することが中心でした。しかし、4年生からは実験系を自分で構築し、未知の課題を探りながら追及するという、全く新しい挑戦の場に立たされることになりました。また、ゼミでの発表という新しい取り組みも始まり、論理的に整理して報告する経験を重ねました。こうした挑戦を通じて、論理的に考え、わかりやすく伝える力を身に付けることが出来たように思います。一方、アルバイトではカフェで働いており、忙しい時間帯では困難もありましたが、この仕事を通じて時間管理能力やマルチタスク能力が身に付けることが出来ました。最後に部活動では大学サッカー部で選手として活動していました。学生主体ということもあり、練習内容を考えるだけでなく、スポンサー獲得や会計業務なども学生が行っていました。部活動を通じて、身体的・精神的に忍耐力がついただけでなく、様々な能力を身に付けることが出来ました。
これらの活動は、単独で存在するものではなく、互いに影響し合っているように思います。それぞれの経験が相互作用することで、私の大学生活は有意義なものになったと感じています。
振り返ると、大学生活は決して平坦な道のりではありませんでした。しかし、様々な経験をし、充実した生活を送れたことで、私を大きく成長させてくれました。これから始まる大学院生活では、この4年間で培ったスキルや精神を土台に、新たな挑戦を続けていきたいと思います。
次回の学生コラムは大阪府立大学 工学域 電子物理工学課程の学生が担当予定です。お楽しみに!
写真:大阪公立大学杉本キャンパス グラウンド |