第１回

 
　はじめまして。記念すべき第１回目の学生コラムを務めさせていただきます、大阪市立大学 電気情報工学科４年生の小野寺と申します。よろしくお願いいたします。
　題材は『学生生活』とのことなのですが、１・２年の時はコロナ禍の真っ只中でした。現在４年生の方は経験されたかと思いますが、入学直後にオンライン授業に切り替わり、サークル・部活動は活動休止、近隣の飲食店や施設も営業停止となりました。入学式も中止になり、毎年行われていた学科での学外合宿研修もありませんでした。同級生の顔もわからないまま、学科唯一の同性の方とどうにか連絡を取りたいと思い「お友達になっていただけないでしょうか」とスパムメールのような文章を送ったのを覚えています。
　今ではそんなこともすっかりなくなり、大学に行けば活気が溢れています。施設も解禁され、友人と遊びに行く機会も増えました。映画を鑑賞した際は３Dメガネの偏光板を重ねて光学で習った通りになることを確認してみたり、遊園地ではアトラクションの機構について考察したりと、授業だけでは得ることが出来なかった気づきも多く楽しい日々を送っています。
　月日は早いもので、今では友人も随分と増えました。研究室に赴けば、頼りになる先生方や同僚とも会えます。当たり前の日常が営めなかった経験があるからこそ、今の環境に感謝したいものです。またいつコロナ禍のように災害が起きるともわかりませんので、皆様におかれましても是非色々な方々と交流し、学んでおくことをお薦めします。電情の学生が言うのもなんですが、現実でしか得られない経験も多いですよ。
　それでは、寒くなってきたので体調にもお気をつけください。次回の学生コラムは大阪府立大学 電気電子システム工学課程の学生が担当予定です。お楽しみに！

写真：来年には使われなくなる予定の杉本キャンパスの工学部B棟

 

本人画像：３Dメガネの偏光板で遊んでいる様子