電気クラブについて
ご挨拶
大阪市立大学と大阪府立大学が統合して誕生した大阪公立大学は2025年度に完成年度を迎え、不発弾処理等で工事が遅れていました森之宮キャンパスも2025年の秋に完成します。校風の異なる二校が統合したことで様々なことで混乱の最中のようですが、徐々に収束しつつあるとのことです。大型外部資金の獲得も順調で、以下の事業に採択されています。
・2023年5月:「地域中核・特色ある研究大学の連携による 産学官連携・共同研究の施設整備事業」(交付予定額20億円)
・2023年10月:「内閣府:令和5年度地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」(配分額2億円)
・2023年12月:「文部科学省:地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(交付決定総額56.42億円)。
これら3つの事業が採択された大学は千葉大学と大阪公立大学のみです。本学への期待を感じることができ、かつ、さらに特色ある大学へ進化していく端緒になると期待でき、同窓生の一人として嬉しく思っております。
大阪市立大学、大阪府立大学、大阪公立大学の電気系学科の在校生、卒業生の同窓会として2022年7月に大阪公立大学電気系同窓会が発足しております(在校生、卒業生の投票の結果、大阪公立大学電気系同窓会の名称は大阪公立大学電気クラブとなりました)。電気系同窓会は、斎藤寿士前会長のリーダーシップの下、大阪公立大学電気系の先生方の協力、役員のみなさまの努力により、両校の同窓会の良き伝統を引き継ぎ、順調に活動を展開しております。
具体的な活動内容としては、以下の支援を行う予定です:
・各電気系学科の新入生歓迎行事、卒業・修了記念行事
・大学院生の国際会議発表
・「大阪公立大学ビジネスアイデアコンテスト」への協賛
・在校生のキャリア形成支援(講演会開催支援等)
会報誌発行に関しては、経費節減のため電子化を検討しています。現在でも電気クラブホームページから会報誌の閲覧およびダウンロードが可能です。「印刷物の郵送不要」との意思表示をいただいた同窓生には、ホームページからの会報誌閲覧をお願いする予定です。このため、会報誌の配布要否を登録できるシステムを構築する予定です。
電気クラブホームページには、電気クラブの活動などに加え、「学生コラム」、「会員の広場」、「キャンパスだより」などの記事により会報誌とは異なる情報を掲載しています。「学生コラム」には、電気クラブ学生理事の方々に執筆を依頼しています。「学生コラム」と並んで「OBコラム(仮称)」を設けることを検討しています。卒業後の活動や近況、公私にわたる貴重な経験などを紹介いただけましたら在校生のみならず卒業生にも有意義と思います。開設することになりましたら、ぜひ、記事の投稿をお願いいたします。
さらに、最新情報のメール配信も検討中です。現在、約3000名のメールアドレス登録者がおりますが、さらに増やす仕組みを考えていきます。
今後も在校生、卒業生のみなさまのご支援、ご意見、よろしくお願い申し上げます。
電気クラブ副会長 岩橋正義(S47市大電気卒)
この度副会長に就任した岩橋です。よろしくお願いします。
私はS42年に大阪市立大学に入学し、大学紛争の中あまり授業を受けないまま卒業し大学院に進学しました。当時は進学者は少なかったのですが、逆に教員と大学院学生と4回生とが研究室という舞台で密に活発に研究活動ができた楽しい時代でした。
研究分野がパワーエレクトロニクスでしたので、府大の平沙研究室の先生方にもお世話になりました。博士課程を卒業して就職しましたが、その後も講演などをお願いしたり大学には大変お世話になりました。今私は長くお世話になった大学への恩返しのつもりで同窓会の役員を務めさせていただいております。
私が同窓会に関わったのは4年前からですが、市大・府大の統合に向けた同窓会の在り方が議論されておりました。同窓会は学科別とするという方針のもと、2021年に電気系同窓会設立準備会が発足し、2022年6月の第一回評議員会において「大阪公立大学電気系同窓会」が発足しました。初年度は会員情報の統合、ホームページの立上、会報誌創刊号の発行を行い、次年度は大学支援に関する複数の事業を開始しました。この2年間で同窓会のインフラ整備と基本的活動は(問題を抱えつつも)なんとか整ってきたように思います。一方、大学はやっと中百舌鳥キャンパスに工学新棟が完成し、工学部のほぼすべての学科が中百舌鳥キャンパスに集結しました。今年度に市大・府大の最後の4年生が卒業し、来年度から学部・大学院ともすべて大阪公立大学生となります。大学の方もインフラ整備が整い、新大学の活動が更に活性化されると思います。
本同窓会の会員は殆どが別々の学舎で学んだ大阪市立大学・大阪府立大学の卒業生であります。大阪という土地では“似た立場の大学”ではありますが、両大学の生い立ちや培ってきた伝統や文化は全く違っています。同窓会の立上においては、当初は互いのキャンパスも行ったことのない者たちが気持ちのずれを感じつつも共に一緒にやろうという信念のもとで「統合」という形の見えない目標に向かって議論を進めてきてここまで来ました。今後も、新たに形を変えた母校に対し全会員が気持ちを合わせて応援していきたいと思います。今両大学の今までの同窓会活動を棚卸し成果の見られる活動は継承していく方針です。また、私は同窓会活動もこれからは時代に沿った(例えば起業支援などの)新たな価値を見出していくべきと考えています。具体的にはこれから考えていきますが、皆さんのご協力を得つつ活きた同窓会にしていきたいと思っておりますので、よろしくお願い致します。
電気クラブ副会長 小寺正敏(S52府大電子工学科卒)
大阪市立大学と大阪府立大学が統合し、新たな歴史を刻み始めた大阪公立大学は、2025年度に完成を迎えます。さらに、森之宮キャンパスの開校も予定されており、大学は一層の発展を遂げようとしています。学部入学定員数や志願者数も全国トップクラスに達し、研究や地域貢献の面でもその存在感を増しています。大阪公立大学は、伝統と革新を融合させ、まさにダイナミックな大学へと成長を遂げています。このような素晴らしい大学を卒業できたことを誇りに思うと同時に、このたび同窓会副会長という重責を担うことになり、身の引き締まる思いです。
私たち卒業生は、多様なバックグラウンドを持ち、それぞれが社会で活躍しています。同窓会は、そんな多様な卒業生が一つに繋がり、互いに刺激し合いながら成長する場であると考えています。また、在学中の学部生や大学院生にも目を向け、彼らの社会人としての基礎力向上を支援したいと思います。例えば、様々な分野で活躍する卒業生を招いての講演会や皆様が楽しめる企画を積極的に行っていきたいと考えています。また、これらの活動を通じて、学生たちが社会に出る前に必要な人間関係構築能力やコミュニケーション能力を養い、スムーズに社会に移行できるようサポートしていく予定です。
私どもは卒業生の皆様の声に耳を傾け、皆様の意見を尊重しながら、より活発な同窓会活動を展開していきたいと考えています。皆様とともに、より一層活気に満ちた同窓会を築き上げていく所存ですので、今後ともご協力をお願い申し上げます。