現役ニュース

埼玉県高校サッカー西部地区新人大会準々決勝の結果

2016年01月25日(月)
 【埼玉県高校サッカー西部地区新人大会準々決勝の結果】
 
  慶応志木PK戦で勝利し3年連続でベスト4進出!!
 
   慶応志木高校 1 : 1 狭山ヶ丘高校
         前半 1 : 0
         後半 0 : 1
         延長 0 : 0
         PK   5 : 3
 
〈先発メンバー〉
千葉、岡田、岡野、川口、中根、河合、多田、片伊勢、山口、水野、中山
 
〈交代〉
21分 山口 → 徳光、51分 徳光 → 池田、62分 中山 → 小原
 
1月24日(日)に平成27年度西部支部新人戦大会準々決勝が聖望学園下川崎グランドにて慶應志木対狭山ヶ丘高校の試合が開催されました。
昨日の3回戦から連戦となった準々決勝はベスト4をかけた大熱戦となりました。
 
狭山ヶ丘の力強いプレスと、ロングボールを使った攻撃に慶應志木は試合開始から苦しめられます。
慶應志木も前線の4人を中心にボールをキープし、中山のロングスローなどで陣地を取りに行きます。
試合が落ち着き、慶應志木も相手陣内深くに入り込むシーンが出てきた最中の前半13分頃にここ2試合で5得点とチームに大きく貢献してきた山口が負傷し、治療のため一時ピッチから離れます。10人の間も全員でしっかりと粘り強い守備で相手にゴールを割らせません。その後山口はピッチに戻ったものの、思うようなプレーができず早々に交代カード切らざるをえない状況でした。
 
21分、山口に代えて今大会初出場となる徳光が入ります。緊急の出場にもかかわらず投入直後から相手の強さに負けない気合いの入ったプレーを見せます。
慶應志木にとって予想していなかった展開となりましたが、選手たちは至って冷静にプレーを続けます。
 
すると、26分。混戦の中から河合が相手DFラインとGKの間に落ちる浮き玉のスルーパスを供給すると、それに片伊勢が反応します。狭山ヶ丘のGKも果敢に飛び出しクリアを試みますが、片伊勢が一瞬先にボールに触り、GKを交わします。
そのボールがそのままゴールインかと思われましたがポストに直撃し、それを片伊勢が押し込み、慶應志木が先制点を挙げます。粘り強い守備から一瞬の隙をついて奪ったゴールでした。
 
得点後も変わらず、狭山ヶ丘の攻撃に対して耐える時間が続きます。
狭山ヶ丘にとっては攻撃を仕掛け、何度もゴール付近まで運びますが跳ね返されるもどかしい時間が続きました。
結局得点は動かないまま前半を1−0で折り返します。
 
狭山ヶ丘は後半から偵察からの情報で注意すべき選手に挙げられていたキレのあるドリブルが特徴の選手を左サイドに投入します。前半のロングボールと中央からの崩しを、サイドからの攻撃を中心に変更し試合を進めます。
 
疲れが出てくる後半は前半以上に耐え凌ぐ時間帯が多くなり、慶應志木はなかなか前線へボールを運ぶことができなくなりました。すると、後半9分。右サイドからの速いクロスをペナルティーエリア内で体に当ててカットします。
クリアをして攻撃に転じようとしたその時笛が吹かれ、ハンドの判定を取られてしまいます。
かなり厳しい判定ではありましたが、ペナルティキックを与えます。狭山ヶ丘はこれをきっちりと決め、試合が振り出しに戻ります。
 
慶應志木は狭山ヶ丘のサイド攻撃に対応するため、走力のある片伊勢をサイドハーフに戻し、徳光に代えて、池田を投入します。内転筋に違和感を感じていた池田は少なくとも前半は温存し、ここぞという場面で投入する作戦を立てていました。
そして、ここまでロングスローで活躍を見せていた中山には疲れの色が出てきたため、同じくロングスローを投げることができる小原を投入します。
 
残り20分で試合を決めにかかる狭山ヶ丘は、サイドからの崩しを中心に得点を狙いますが、慶應志木の中根、岡田の両サイドバックが必死に対応し、ゴールを割らせません。
延長に入る雰囲気が漂う中、後半37分慶應志木に大チャンスが訪れます。
水野がエリア内でボールを受けると反転してシュート。そのボールが相手にあたり、池田の前に転がります。
ダイレクトで池田がシュートしますが、ここは狭山ヶ丘のGKの体を張ったセーブで得点には至りませんでした。
 
そして、後半終了のホイッスルが鳴らされ、延長戦へと移ります。
前後半で狭山ヶ丘は13本ものシュートを放ち、それに対し慶應志木は4本とまさに守備の粘りで延長戦までもつれ込みました。
 
10分ハーフの延長戦では、連戦と人工芝のグランドによりお互いに疲れがかなり出始めます。
慶應志木は延長では息を少し吹き返したように、ボールを奪い繋ぎ攻撃に移りますが、なかなか相手陣内深くまではボールを運べず、シュートを打たせてもらえません。
 
狭山ヶ丘も力を振り絞り勢いのある攻撃を仕掛けてきますが、シュートは枠の外。枠内に飛んだシュートも慶應志木DF陣に跳ね返されます。
慶應志木は延長終了間際にエリア付近でFKを与えてしまいます。一度壁に当たったボールを続けてシュートされますが体に当て、コーナーキックとなります。そのコーナーキックの流れから、ゴールを脅かされるものの必死にクリアをし、ついにここで、延長終了のホイッスルが鳴らされ、決着はPK戦へと移ります。
 
選手権はPK戦での敗戦。その苦い経験から今年は時間があればPKの練習を重ね、それぞれが自信に満ちていました。
慶應志木は先行を取り、勝利を願いPK戦に臨みます。
 
水野・河合・岡野・中根・多田の5人がキッカーを務めました。
3人目まで相手GKの取れないコースにきっちりと蹴り込み成功します。
狭山ヶ丘も自信を持った力強いキックで成功しますが、3人目のキックがクロスバーに直撃し失敗。
 
勝利に向けて大きな大きなプレッシャーのかかる4人目の中根は、落ち着いてGKの逆をつき残りをチームメイトに託します。
狭山ヶ丘も4人目は成功。5人目の多田に勝利の願いをベンチ、応援、スタッフが送ります。
多田は、ゴールマウス左上に突き刺し、慶應志木は全員成功で勝利を収めました。
苦しい時間が続き、なかなか自分たちの攻撃がさせてもらえない中、全員で走り回り、粘って守り掴んだ勝利でした。
 
この結果により、関東大会県予選支部代表7枠を確実とし、3年連続でベスト4を決めました。
来週の1月30日(土)に決勝進出をかけて、駿河台大学グランドにて、埼玉県立ふじみ野高校と戦います。
本日はご声援、誠にありがとうございました。引き続き応援を宜しくお願い致します。
                                                        学生コーチ 大村優太

ホームページ管理

コメントする