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高校サッカー選手権大会埼玉県代表決定トーナメント3回戦の結果

2015年10月26日(月)
【高校サッカー選手権大会埼玉県代表決定トーナメント3回戦の結果】

慶應志木高校、聖望学園高校を相手に1点差を追いつくもPK戦の末、惜敗。不屈の闘志を見せ、県16強の好成績で終える。

慶應志木  1 対 1  聖望学園
  延長 0 対 0  PK (1-4)

<先発メンバー>
河野、坂口、岡野、古川、郡山、田村、河合、伊藤、篠田、栗野、水野
<交代>
61分 篠田→片伊勢、67分 伊藤→小林(杏)、71分 田村→佐藤、延長7分 河合→佐々木、延長12分 水野→島田


10月24日(土)に全国高校サッカー選手権大会埼玉県代表決定トーナメント3回戦として昌平高校にて慶應志木対聖望学園高校の試合が開催されました。

夏のような暑さの中、人工芝の昌平高校にて聖望学園ボールでキックオフしました。
序盤から聖望学園は素早いパスワークとドリブル突破から猛攻を仕掛けてきました。慶應志木は古川、岡野、坂口を中心に攻撃を凌ぎ、ポゼッションか ら流れを掴み始めます。お互いにセンタリングやサイド攻撃をするもののシュートをギリギリのところで打たせず、緊迫した立ち上がりでした。田村、郡山のサイドでの守備が光り、聖望学園のウイングの攻撃を食い止めます。

一方、聖望学園はフィールドプレイヤー10人全員が攻め上がる特殊な形のコーナーキックから慶應志木ゴールを脅かします。
前半30分、聖望学園が徐々にゴールに迫るシュートを打ち始めます。聖望学園は左サイドのカットインからシュート、右サイドからのセンタリングを ペナルティエリアの中から至近距離でシュート、そのこぼれ球をもう一度シュートしますが、いずれも守護神河野が息を呑むようなスーパーセーブを連発しま す。守備から勢いを生み、慶應志木もカウンターで田村、篠田がサイドを突破、栗野と水野が中央を切り裂き、攻撃を仕掛けます。コーナーキックを奪取し、 セットプレーからゴールを狙うも、前半はお互いに無得点で折り返します。

後半、立ち上がりから聖望学園は慶應志木の右サイドを崩しにかかります。それまでカットイン中心だった攻めが縦突破する形に変わり対応に追われました。
後半5分、聖望学園左サイドの素早いドリブルから突破を許すと、カバーに入ったGK河野が躱され中央にパスを送られます。これを走り込んだ聖望学園FWがシュートし、ゴールイン。岡野がゴールライン上でブロックを試みるも及ばず、聖望学園が先制します。

しかし、ここから慶應志木は不屈の闘志を見せます。後半25分、坂口のロングボールをサイドの裏で受けたエース栗野は飛び出したGKを確認する と、ロングシュートを試みます。このシュートを聖望学園GKはペナルティエリアの外で手を使いブロックし、レッドカードで退場。1人多い中、慶應志木は同 点弾を狙います。
そこから慶應志木はシステムを変え、攻撃的なプレッシングで試合の流れを掌握し、聖望学園ゴールをこじ開ける糸口を探し始めます。
同点は後半32分。水野、栗野、伊藤が連動して強烈なプレスをかけ高い位置でボールを奪うと、中央でパスを受けた1年生MF河合がペナルティエリ アの外から右足一閃、低弾道のミドルシュートを左サイドネットに叩き込みました。選手たちも歓喜に湧き、これで同点にした慶應志木はさらに、佐藤、小林、 片伊勢の交代選手を中心に逆転を狙います。
しかし、80分で試合は決まらず、延長にもつれ込みました。

延長では、数的有利の慶應志木がポゼッションから攻撃、聖望学園が前線の2人でロングカウンターという構図になりますが、試合を決めることは出来 ず。最後のコーナーキックから決定的なシュートを放ちますが、枠の左に反れていきました。延長でも決まらず、試合は二戦連続のPK戦にもつれ込みました。

PK戦では、慶應志木の守護神河野が聖望学園のキックを防ごうと読み当てますが、聖望学園のキックが上回り聖望学園が勝利。第94回選手権大会での慶應志木サッカー部の挑戦は県ベスト16で幕を閉じました。

多くのOBの方々に駆けつけて頂き、その応援がチームの力になりました。今大会の県ベスト16進出は毎年の積み重ねや、OBの方々のご支援あっての結果だと思います。有難うございました。
また、次の代が1月の新人戦から始動し、新しい時代が作られていきます。今後とも野火止サッカー倶楽部からの応援を何卒よろしくお願い致します。
学生コーチ 宮田 
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