挨拶
同窓会長 奥野 太嗣(第7期生) |
昨年はまさにコロナ禍で大変な1年となりました。まだまだ予断を許さない状態ですが、ワクチン導入などの明るいニュースも出ており、少しでも早く事態が収束することを祈るばかりでございます。学園でも様々な行事が中止・縮小され、皆様の無念は如何ばかりかと思うと胸が痛みました。学業の方にも影響が出ないか心配しておりましたが、いち早くリモート学習を導入されたと伺いました。あれがダメこれがダメと現状を嘆くのではなく、「どうすれば出来るのか」ということを考え実行される先生方の頑張りには頭が下がります。これこそが、私が学生の時から変わらない先生方の熱い熱い西大和マインドではないでしょうか。それに応える後輩達も見事でありました。
昨年は「鬼滅の刃」が社会現象となり、少年ジャンプ黄金期世代の私も多分に漏れず読了してしまいました。学生時代、少年ジャンプをこっそり持ってきていた同級生が、それを取り上げられ真っ二つにされた様子を見て、大人の凄さに圧倒され震えたのは良い思い出です。それはさておき、主人公である竈炭次郎の、ピンチの中でも常に最善の手がないかを考え抜く姿勢には感銘を受ける人が多いと聞きます。そのマインドは、ジャンプ漫画の王道であります。そうか、西大和マインドの原点は少年ジャンプなんですね。我々も西大和マインドを胸に社会の荒波に負けずに頑張りたいものです。
さて、私共西大和学園同窓会は一昨年に創立30周年を迎えましたが、1期生でもやっと50歳を迎えられたというようにまだまだ若い団体であります。とはいえ、昨年の卒業生で同窓生が1万人の大台に到達し、迫力も出てきたように思います。5年に1度総会も行っていますが、これだけの人数となりましたので、何かできないことはないかと思慮しております。ただ、所在不明の方がまだまだ多い状態で、ここを少しでも減らすよう事務局を筆頭に頑張っております。一昨年には分科会として医師の会が承認されました。今後、関東同窓会のリニューアルや各種士業の会も増えていく予定です。多感な時期を西大和学園で過ごした同志で、縦にも横にも糸を繋げることができれば幸いでございます。この同窓会を、母校をさらに盛り上げるべく今後も活発な活動をし、同窓生の活躍を手助けできるような場となるように努力していきたいと思います。今後とも西大和学園同窓会活動に、より一層のお力添えを賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。 最後に、同窓会会員の皆様の益々のご活躍ならびにご健勝と母校西大和学園中学校・高等学校の益々の発展をお祈り申し上げます。