会長あいさつ

    2021.7.15

    共晶会会長 相羽 繁生

sakamoto  皆様初めまして、6月に開催されました本年度総会におきまして、皆様のご承認を賜り、金武先生の後を受け会長を仰せつかりました相羽繁生でございます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 会員の皆様におかれましては、コロナ禍で行動が制限され、ご不便な生活を送らざるを得ない状況が続いていることと推察致します。一刻も早く普通の生活が取り戻せますように祈っております。
 さて、私の自己紹介をさせて頂きます。私は、1978年(昭和53年)に学部を卒業し、1980年(昭和55年)に修士を修了致しました。在学中は、戸澤研究室に所属し、戸澤先生・金武先生にご指導を頂き、アルミニウム薄板の塑性加工における異方性が及ぼす影響について研究を致しました。卒業後、トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)に入社し、技術部のシャシー設計課に配属され、乗用車のサスペンションの設計に従事致しました。材料系出身者が設計とは畑違いかと思われるでしょうが、材質や加工方法など学生時代に学んだことが何度も役立ち、上手く業務を進めることができました。設計を7年ほど経験し、生産管理部へ異動し、3年間モデルチェンジの切り替え調整等の業務を経験したのち、トヨタ自動車を退社致しました。退社後、父が経営をしておりました自動車用小物ばねを製造販売している東郷製作所に入社し、1998年から代表取締役社長を務めさせて頂いております。
 私と共晶会との係わりは、大学4年時、県外への工場見学の世話役を務めたことが始まりで、卒業時には年度の理事を仰せつかり、その後、一年先輩の某先生より学外の立場で共晶会に協力をしてほしいとのご依頼をお受けし、坂本会長・原会長のもと副会長と言う大役を務めさせて頂きました。
 同窓会の活動は、会員つまり卒業生同士の交流の場を作ることと、在校生を支援することであると思っております。今はコロナ禍であり、中々直接お顔を合わせての活動は難しい状況ではございますが、これまで会を進めてこられました諸先輩の活動を引き継ぎ、微力ではございますが少しでも会を発展させて参りたいと思いますので、今までと同様に、会員の皆様のご支援ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

    以上

【プロフィール】
1978年:名古屋大学工学部鉄鋼工学科 卒業
1980年:名古屋大学大学院工学研究科鉄鋼工学博士課程前期課程 修了
1980年:トヨタ自動車工業株式会社(現トヨタ自動車株式会社) 入社
1980年:第1技術部シャシー設計課に配属
1987年:生産管理部第1生産計画課に異動
1988年:係長に昇格
1990年:トヨタ自動車株式会社 退社
1990年:株式会社東郷製作所 入社(同時に取締役に就任)
1992年:専務取締役に就任
1996年:取締役副社長に就任
1998年:取締役社長に就任
2020年:代表取締役社長に就任 現在に至る
 
 
【その他役職】
・日本産業標準調査会機械要素技術専門委員会 臨時委員
・ISO/TC227(ばね) 委員会マネージャー
・愛知工研協会 会長