新任・退職教員より
新任・退職教員より
2018年6月25日
平成29年度 退職教員より
「38年間分の試験問題」
共通教育科 古江研也
この3月で定年退職を迎えました。在職中は教職員の皆さまをはじめ、卒業された方々にもお世話になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。
在職中の試験問題を取り出してみました。赴任当初は、手書きだったため問題数も少なく、B4で1枚でした。しかし、漢字・言葉の意味の問題は授業でやった全範囲から出しました。学生から文句を言われましたが、“読み書きできない漢字や意味を知らない言葉があれば、全て勉強しなさい”と押し切りました。その後、ワープロが導入され設問数が増えました。その分漢字・言葉の意味の出題は範囲を限定しました。数年前からは「学習プリント」を配付し、指定された語句の中から出題するようになりました。授業の全部が出題範囲というのは無茶な話でしょう。しかし、学生は対応したのです。教員の教え方の工夫が強調され、細かく優しくなった昨今、学生の対応能力は育っているのか? 試験問題がそう語りかけているようです。
当時寮生であることを差し引いても、恐らく当時の全学年で一番居眠りしてしまっていたのを思い出します。
…大変申し訳ありませんでした。
先生の授業で特に印象に残っているのは、私の成績を指して「可山優三(かやまゆうぞう)」だと言ってた事です。(皆に言ってたかもしれません)
可が山の様にあり、優は3つあればいいとこ、という意味だったと思います。
実際私は5年間通して可山優三でありましたが、奇跡的に留年もせず。
少ない優の部分(実験/プログラミング)を生かして開発の仕事に就くことが出来ました。
人間1つくらいはマシな部分があればどうにか生きていけると日々感じています。
本当にお疲れ様でした。