部概要

部則

関西学院大学体育会剣道部部則
 
組織の目的:“剣道を通して、社会貢献できる人間を形成すること”
 
 日々の剣の修練によって、全関西大会・全日本大会制覇の達成を目指すと同時に、関西学院大学体育会会員及び剣道部部員として、ふさわしい人格の形成を剣道部目的の第一とする。人格形成の為に本部の活動を通じて剣道の理念である「人間形成の道」を学び、実現していく取り組みを行う。また、本部の考える社会貢献できるような人間とは、剣道を通じてのみ達成しうるものではなく、大学生の本分である学問の十分な習得も重視する。「文武両道(剣道と学問)」の実現が本部の目的である社会貢献できるような人間としてふさわしいものである。普段の行動においても、服装や立ち居振る舞いなど、自己の姿を常に省みることが人格形成の礎となる。
 また、道場は剣道をする上で大切な場所である。礼を重んじる剣道において道場の出入りの際に礼をすることで道場に対し敬意を払い、日頃より社会や他者に対する敬意を意識することができる。さらに、学院に対して日ごろから道場を使用させていただいていることや金銭的支援を通して体育会として活動できていることへの感謝を、そして現役学生のために稽古に来て指導をして頂いている師範、先輩方に対して感謝の心を持つことを忘れない。礼は剣道をする者として基本中の基本であり、当たり前のことができないようでは社会貢献できるような人格の形成はできない。
 そして、組織に所属する上で、団体行動を重視することは必要不可欠である。普段より組織への所属意識を持ち、自己の勝手な行動によって本部の活動を疎かにすることは本部部員としてふさわしくない。本部の活動において正当な理由のない欠席・遅刻をしないよう、日頃から自己管理の徹底をする。団体に所属する以上、活動を疎かにできないという意識の醸成は社会生活上重要なことである。
 社会のルールやマナーをはじめ、部則を守り範となる人間形成を目指す。

第1章 名称及び目的
 第1条 本部は関西学院大学体育会剣道部と称する。
 第2条 本部は、スクールモットーである「Mastery for Service(奉仕のための練達)」、及び体育会のモットーである
     「Noble Stubbornness(高貴な粘り)」、剣道部の目的である「剣道を通して社会貢献できる人間を形成すること」の
     体現を目指し、全関西大会・全日本大会制覇を目標とする。
     社会貢献できる人間とは、礼儀作法を心得、周囲への気配りや他者を尊重する心、剣道だけでなく勉学においても常に向上心を
     持ち続け、一般学生の手本となる人物である。また、自分の行動が部にどのような影響を与えるか考え、帰属意識を持ち、協調
     性や責任感を持つことも含まれる。
 
第2章 組織及び管理体制
 第1条 本部は剣道部部長、剣道部師範、剣道部監督、学生幹部、学生部員にて構成される。
  第1項 剣道部部長は関西学院大学の教授、准教授、助教又は専任講師とする。
  第2項 剣道部師範は雄華会(OB・OG会)より推薦いただき、剣道部長が承認された方とする。
  第3項 剣道部監督は、原則、雄華会より推薦され、剣道部長が承認された関西学院大学体育会剣道部の卒業生とする。
                部長、師範、監督の役割は以下に準拠する。
        *部長・・・・部の代表、部務の統理。
      *師範・・・・剣道部長、監督と共に剣道技術指導を中心に学生指導にあたる。
      *監督・・・・剣道部長と共に部員の監督指導をする。剣道部の活動における責任者。
  第4項 学生幹部は選任された剣道部員より、統括主将、統括主務、男女主将、男女主務、男女副主将、男女渉外、男女会計、広報、
      男女三年生学年監督、男女二年生学年監督、男女一年生学年監督、男女トレーナー、関西学生剣道連盟員、兵庫学生剣道連盟員、
      男女副務、その他幹部構成員より構成される。
                なお、統括主将、統括主務はそれぞれ、男女主将、男女主務のいずれかを行う。
  第5項 学生部員は関西学院大学学生にして本部の目的に寄与せんとする有志とする。
 第2条 本部の管理体制は、下図のように統括主将・主務を中心に幹部で構成する。役職のない幹部は役職付き幹部の補佐をする。
     具体的な仕事内容は、引継書を参考にすること。
     
     学生幹部の役割は以下に準拠する。
      *統括主将・・・・・・・・部全体の統括
      *統括主務・・・・・・・・部全体部務の遂行・統括
      *男女主将・・・・・・・・部(男女)の統括、メンバー選出、練習メニュー決め。
      *男女主務・・・・・・・・部務の遂行・統括(男女)、大会出場の書類作成等、納会等の行事の企画。
      *男女副主将・・・・・・・男女主将の代行と補佐。
      *男女会計・・・・・・・・部の会計全般を行う。毎月末の会計報告、大会出場費の振り込み等。
      *男女会計補佐・・・・・・男女会計の補佐。
      *男女渉外・・・・・・・・OB・OG会との折衝及びOB・OG会報の発行。
      *男女渉外補佐・・・・・・男女渉外の補佐
      *広報・・・・・・・・・・HPの更新、SNS等を通じた広報活動。
      *広報補佐・・・・・・・・広報の補佐。
      *男女各学年監督・・・・・各学年の統括、指導、各学年の出欠管理(月々)、各学年の目標管理。
      *男女トレーナー、救護・・剣道部活動による事故の予防、テーピング管理、救急講習。
      *男女トレーナー、救護補佐・・トレーナー、救護の補佐。
      *各学連・・・・・・・・・各学連の仕事を遂行する。
      *男女副務・・・・・・・・男女主務の補佐。
      *マネージャー・・・・・・選手のサポート。
    
 第3条 本部は幹部・部員による協議を行い、方針を定めるが、重要事項は剣道部部長、剣道部師範、剣道部監督の承認を得る。
     これを本部の意思決定機関とする。
 
第3章 服装・立ち居振る舞いについて
    関西学院大学体育会員として、学校の名を背負い活動している。よって以下のように定める。
  一 試合や行事の際の服装は正装とする。
       夏:ポロシャツ・・・体育会のポロシャツ
         スラックス・・・グレーか黒
         スカート・・・・黒
       冬:ワイシャツ・・・白(無地)
         ジャケット・・・・紺のブレザーまたは黒スーツのジャケットにエンブレムを縫いつける(男子のみ)
         ネクタイ・・・・上まで絞めること
         アウター・・・・剣道部で定められた公式のもの
  二 公式戦時の剣道着は関学ワッペンのついた胴着、綿袴とする。
  三 未成年者の飲酒、喫煙厳禁。未成年者への飲酒、喫煙を勧める行為厳禁。
  四 普段から言葉使いに注意する。
  五 法律やルールを守り、関学生・体育会会員・剣道部員としての自覚と責任ある行動をとる。
  六 マナー、モラルのある行動をとる。
  七 剣道部活動中は染髪厳禁、ヒゲも剃る。
  八 部活動における「しごき」や体罰、その他部内での「いじめ」は厳禁。
 
第4章 道場内・稽古中のルール
 道場とは本学学生会館の剣道場を指す。
 先生や師範、先輩方に対する礼儀をはじめ道場内や稽古中の振る舞いに留意するよう下記の規則を制定する。
  一 道場の出入りの際の一礼、道場内では走らない、ふざけない、を徹底する。
  二 剣道部部長、剣道部師範、先輩方の指導を素直に聞く。
  三 道場美化に努めるために毎月第4週の土曜日に全員で道場、部室の大掃除を行う。
    第4週土曜日が試合又は遠征等の場合はその前後の週の土日のどちらかで行う。
  四 道場内では帽子、イヤホン、靴下の着用禁止。
  五 道場内での飲食厳禁。
  六 他人のものを勝手に使わない。
  七 衣服、防具は各自の棚に収納し、竹刀は竹刀袋に納め整理整頓を徹底する。
 
第5章 処分について
 剣道部活動において、本部則に反する行動をした場合には、以下の処分を下す。
 第1条 処分の規定
  第1項 法に違反するなど社会生活上重大な過ちを犯し、本部の名誉を著しく毀損した場合、本部意思決定機関により、
      除名もしくは退部処分とする。  
  第2項 本部部員として準ずべき部則に著しく違反した場合、もしくは部則の違反が続く場合、本部意思決定機関により、
      退部あるいは一定期間の謹慎処分とする。
  第3項 学院が制定するAcademic Eligibility for KG athletesに基づき、剣道部として休部等の処置を検討する。
 第2条 欠席・遅刻
     欠席・遅刻の場合は下記の通りに連絡すること。正当な理由なき欠席には処分を行う。
  男子
  一 欠席をする場合は、稽古開始30分前までに、理由を主将に電話するとともに、学年監督に連絡する。
    連絡を受けた学年監督は、稽古前に道場内ホワイトボードに記載する。
  二 無断欠席をした者は主将・監督と面談する
  三 遅刻を3回した者は、無断欠席と同等の罰に処す。
  四 欠席理由が正当であることを証するものを提出してもらう場合もある。
  五 稽古開始10分前には全員が整列完了する。
  六 明らかに欠席が多いものは、監督及び主将と面談し、処分について決める。
 
  女子
  一 欠席をする場合は、各学年監督に電話、その後女子のグループラインに練習開始30分前までに連絡する。
  二 無断欠席した者は、学年監督からの注意、指導。複数回繰り返された場合は女子主将からの注意、指導。 
  三 部員全員が10分前に整列完了すること。 
 
第6章 部費について
  一 原則毎月末ミーティングにて支払う。やむを得ない事情で支払うことができない場合は、理由と月々の支払い額を明確にし、
    監督・主将・会計に報告する。
  二 会計は、部費の使用用途をミーティングにて、紙媒体で部員全員に共有する。
  三 一の規則を破った場合は、監督・主将が面談を行い、部費支払い計画の再確認を行う。状況により、監督から保護者への連絡を行う。
   
第7章 その他の規則
 上記以外の部則を以下のように定める。
  一 入部に際して、新人研修を受け、この部則を守ることを誓約した書面と入部届を提出すること。
  二 退部の際は所定の書類を提出する。
  三 部外の試合に出場する際はその旨を監督、主将、主務に伝え了解を得る。
  四 毎月第4週土曜日に全体ミーティングを行う。
  五 稽古と授業の時間が被った場合は、授業を優先する。
  六 試合の際、外出を禁止し、四回生の幹部が観客席で監督を行う。やむを得ず、席を離れる際は、その都度四回生に申し出る。
  七 大会会場へは、公共交通機関を使用し、車の使用を禁止する。
  八 合宿中の納会以外での飲酒は厳禁。
  九 合宿中の男女間での部屋の移動は厳禁。
  十 この部則を改正する際は、幹部による協議を行い、全体ミーティングにて同意を得て、部長・監督の承認を得る。
 
(2019年12月23日 改定)
(2023年4月1日 追記)