同窓会概要
同窓会会長挨拶
魅力ある同窓会を求めて
存在意義にこだわる
同窓生の皆さま、こんにちは。日頃より同窓会活動へのご理解とご支援を賜りまして、誠にありがとうございます。岩倉高等学校同窓会 会長 阿部達郎と申します。どうぞ宜しくお願い致します。
同窓会は、母校の二科制・男女共学化を機に発足して、本年創設10年を迎えました。
この間、試行錯誤しながら目的を達成する為に模索して参りました。
「同窓会の存在意義、事業の第一優先は『会則第2条に定める目的事項の達成』にある。同時にこの目的は普遍のものであり、その達成の為の事業は出来る限り持続的に行われるべきである。」というのが私の見解です。
現代の組織運営に不可欠の概念として「パーパス(purpose=目的・意図・存在意義)の明確化」や「サステナビリティ(sustainability=持続可能性)」があります。
同窓会に置き換えればパーパスが会則に定める目的の達成であり、これは地球上に岩倉高等学校が存在する限り持続的に求められるものと私は考えます。
私がなぜ存在意義の明確化にこだわるかというと、次世代のメンバーを取り込んでいくのに必須だと考えるからです。同窓会の活動の基盤となる財務はもとより、喫緊の課題と考えるのが次世代を担うメンバーの確保です。明確な存在意義が提示できなければ、20代30代のメンバーの心には響きません。
同窓会において目的事項を達成すべく事業を展開し、組織を維持する人材確保、かつこれを持続的に行っていく事、そのすべてを並立させるというのは決してた易いことではありません。しかし「パーパス」に共鳴する若い世代のサポーターを巻き込んでいくことによって、決して不可能ではないと思うのです。
10月5日(土)、岩倉高校ゆかりの、新1万円札の顔となる渋沢栄一の故郷・埼玉県深谷市を訪ね、第1回「同窓会バスツアー」を開催しました。私たち同窓会の活動に、何だか勇気と希望が見えて来た気がします。
参加者は18歳から81歳まで、昭和・平成・令和と、生まれ育ち学んだ時代は異なりますが、岩倉高校127年の歴史を、私たちは共に築いて来たのですから!
コミュニケーションの中で、若者は正に論語の温故知新「故ふるきを温たずねて新しきを知る」。昭和の高年齢者は若い人から「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」。他者から学び成長することが解りました。
若者の未来の笑顔のためにどこまで汗をかけるか、私自身、会長として問われているわけで血圧があがりますが、また新しい出会いがあるかと思うとワクワクもします。「新しい出会い」と「ワクワク」があれば、同窓会もカタチを変えながら続くのではないでしょうか。
岩倉高等学校の未来に、同窓生の皆さまと共に感動したいと願って止みません。
同窓会は、母校の二科制・男女共学化を機に発足して、本年創設10年を迎えました。
この間、試行錯誤しながら目的を達成する為に模索して参りました。
「同窓会の存在意義、事業の第一優先は『会則第2条に定める目的事項の達成』にある。同時にこの目的は普遍のものであり、その達成の為の事業は出来る限り持続的に行われるべきである。」というのが私の見解です。
現代の組織運営に不可欠の概念として「パーパス(purpose=目的・意図・存在意義)の明確化」や「サステナビリティ(sustainability=持続可能性)」があります。
同窓会に置き換えればパーパスが会則に定める目的の達成であり、これは地球上に岩倉高等学校が存在する限り持続的に求められるものと私は考えます。
私がなぜ存在意義の明確化にこだわるかというと、次世代のメンバーを取り込んでいくのに必須だと考えるからです。同窓会の活動の基盤となる財務はもとより、喫緊の課題と考えるのが次世代を担うメンバーの確保です。明確な存在意義が提示できなければ、20代30代のメンバーの心には響きません。
同窓会において目的事項を達成すべく事業を展開し、組織を維持する人材確保、かつこれを持続的に行っていく事、そのすべてを並立させるというのは決してた易いことではありません。しかし「パーパス」に共鳴する若い世代のサポーターを巻き込んでいくことによって、決して不可能ではないと思うのです。
10月5日(土)、岩倉高校ゆかりの、新1万円札の顔となる渋沢栄一の故郷・埼玉県深谷市を訪ね、第1回「同窓会バスツアー」を開催しました。私たち同窓会の活動に、何だか勇気と希望が見えて来た気がします。
参加者は18歳から81歳まで、昭和・平成・令和と、生まれ育ち学んだ時代は異なりますが、岩倉高校127年の歴史を、私たちは共に築いて来たのですから!
コミュニケーションの中で、若者は正に論語の温故知新「故ふるきを温たずねて新しきを知る」。昭和の高年齢者は若い人から「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」。他者から学び成長することが解りました。
若者の未来の笑顔のためにどこまで汗をかけるか、私自身、会長として問われているわけで血圧があがりますが、また新しい出会いがあるかと思うとワクワクもします。「新しい出会い」と「ワクワク」があれば、同窓会もカタチを変えながら続くのではないでしょうか。
岩倉高等学校の未来に、同窓生の皆さまと共に感動したいと願って止みません。
岩倉高等学校同窓会
会長 阿部 達郎
会長 阿部 達郎
学校長挨拶
未来進化型のコンヴィヴィアル・スクールを目指して
同窓生の皆様には、常日頃より多大なご支援とご協力を賜りまして、誠に有り難うございます。また、すでに同窓会の皆様には教育にも参画していただいております。2022年度から始まった「同窓会ジョブカフェ」(在校生の就職支援イベント)がその一つの証左です。衷心より感謝申し上げます。
皆様ご承知のように、3年後の2027年に本校は創立130周年を迎えます。これを画期として、今年から教育改革に着手いたしました。その目指すところは、「未来進化型のコンヴィヴィアル・スクール」です。コンヴィヴィアル・スクールとは、「開かれたコミュニティの中で人と人とが出合い、協働し、楽しみながら新たな文化を共創し、発信していく学校と位置づけています。平たく言えば、それは、「仲間とともにワイワイガヤガヤ、楽しみながら共に成長し、共に新たな価値を創造していく学校」のことです。現在の教育目標、いわゆる岩倉スピリットを追求していけば、自ずと楽しい学園、活気ある学園が実現されると信じています。
この教育改革については、IWAKURAの頭文字のIをとって、「I」の改革 と名付けて、昨年度から立ち上げた「将来構想検討委員会」を中心に、いろいろなことを検討し始めています。「I」の改革の源流となっていますのは、同窓生の皆様方が代々引き継ぎ発展させ、育まれてこられた岩倉高校を愛する心、「岩倉愛」であります。この岩倉愛をもとにIwakura-ismとして新たな価値を創造していく所存です。
そして、本校が伝統的に持ち続けている“DNA”にもこだわりたいと思っています。そのDNAとは何か。主に次の三つの要素からなっています。
一つ目は、本校の名前にもなっている岩倉具視が「鉄道の重要性」と「未来社会を変えうる人材育成の重要性」を当時の政府に訴え求めた精神(いわば建学の精神)です。それを端的な言葉で言い表せば、洞察力、構想力、そして大胆な行動力です。
二つ目は、本校のロケーションです。150年前に欧米各国を訪問した岩倉使節団の「世界を知り、日本らしく進化するための構想を描き、美と伝統、知識と技術の重要性」を体現したのが上野公園であり、そこに隣接した現在の位置に学校があることです。本校がこの地にあるのは偶然ではなく、先の岩倉使節団の遺志を引き継いでいるものと考えています。すなわち、文化と創造の地にある学校であるということです。
そして、最後の三つ目は、金東先生の校訓「正心第一」(つまり「八正道」を通じた人間形成)により、主体的思考力と行動力、他者に対する豊かな共感力が強化されたことです。
皆様の期待は母校の発展にあると心得ております。同窓会の皆様のお力添えをいただきながら、さらに、人間的雰囲気に満ち溢れ、温かく、そして楽しい学校に、すなわちコンヴィヴィアル・スクールとなるように発展させていきたいと考えておりますので、今後ともご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、同窓会の益々のご発展ならびに同窓会先輩諸氏のご多幸とご活躍を祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。
同窓生の皆様には、常日頃より多大なご支援とご協力を賜りまして、誠に有り難うございます。また、すでに同窓会の皆様には教育にも参画していただいております。2022年度から始まった「同窓会ジョブカフェ」(在校生の就職支援イベント)がその一つの証左です。衷心より感謝申し上げます。
皆様ご承知のように、3年後の2027年に本校は創立130周年を迎えます。これを画期として、今年から教育改革に着手いたしました。その目指すところは、「未来進化型のコンヴィヴィアル・スクール」です。コンヴィヴィアル・スクールとは、「開かれたコミュニティの中で人と人とが出合い、協働し、楽しみながら新たな文化を共創し、発信していく学校と位置づけています。平たく言えば、それは、「仲間とともにワイワイガヤガヤ、楽しみながら共に成長し、共に新たな価値を創造していく学校」のことです。現在の教育目標、いわゆる岩倉スピリットを追求していけば、自ずと楽しい学園、活気ある学園が実現されると信じています。
この教育改革については、IWAKURAの頭文字のIをとって、「I」の改革 と名付けて、昨年度から立ち上げた「将来構想検討委員会」を中心に、いろいろなことを検討し始めています。「I」の改革の源流となっていますのは、同窓生の皆様方が代々引き継ぎ発展させ、育まれてこられた岩倉高校を愛する心、「岩倉愛」であります。この岩倉愛をもとにIwakura-ismとして新たな価値を創造していく所存です。
そして、本校が伝統的に持ち続けている“DNA”にもこだわりたいと思っています。そのDNAとは何か。主に次の三つの要素からなっています。
一つ目は、本校の名前にもなっている岩倉具視が「鉄道の重要性」と「未来社会を変えうる人材育成の重要性」を当時の政府に訴え求めた精神(いわば建学の精神)です。それを端的な言葉で言い表せば、洞察力、構想力、そして大胆な行動力です。
二つ目は、本校のロケーションです。150年前に欧米各国を訪問した岩倉使節団の「世界を知り、日本らしく進化するための構想を描き、美と伝統、知識と技術の重要性」を体現したのが上野公園であり、そこに隣接した現在の位置に学校があることです。本校がこの地にあるのは偶然ではなく、先の岩倉使節団の遺志を引き継いでいるものと考えています。すなわち、文化と創造の地にある学校であるということです。
そして、最後の三つ目は、金東先生の校訓「正心第一」(つまり「八正道」を通じた人間形成)により、主体的思考力と行動力、他者に対する豊かな共感力が強化されたことです。
皆様の期待は母校の発展にあると心得ております。同窓会の皆様のお力添えをいただきながら、さらに、人間的雰囲気に満ち溢れ、温かく、そして楽しい学校に、すなわちコンヴィヴィアル・スクールとなるように発展させていきたいと考えておりますので、今後ともご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、同窓会の益々のご発展ならびに同窓会先輩諸氏のご多幸とご活躍を祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。