(1)勤務先の紹介
①特別養護老人ホーム玉井泉陽園は、大阪府阪南市にある介護老人福祉施設です。現在の入所者は90名、内男性が6名、84名が女性で、入所者の最高年令は106歳、平均年齢は89.3歳です。
②施設での行事は、4月のお花見に始まり、8月の納涼大会、9月の敬老会、10月には簡単な体操を取り入れた運動会を開催しています。11月からは、日頃の作品を展示し、ご家族と一緒に昼食をとってもらう文化祭、クリスマス会と続き、1月には新年会が催されます。
(2)仕事の紹介
①私は管理栄養士として入職しましたが、私以外にもう一人管理栄養士がおりまして、調理師2名のほか厨房関係者として合計8名で、入所者90名の朝食、夕食を作り、昼食はショートステイの方や職員の方も含めた115食ほど作っています。
②入所者さんのために作る食事は、食材の形をそのまま残した「常食」を25食、食べ易いように細かく刻んだ「刻み食」を45食、ペースト状にミキサーにかけた「ミキサー食」を20食ほど作っています。また、透析食、潰瘍食、減塩食など入所者さんの症状に合わせて個別の対応もしています。
(3)管理栄養士の業務
①大きく分けて「給食管理」と「栄養管理」があります。「給食管理」は、献立作成、発注、調理指示書作成のほか、調理、盛り付け、検食、配膳などです。そして、「栄養管理」は、入所者さんの健康状態や毎回の食事摂取量を把握しながらケアプランを作成します。
(4)栄養士の魅力
□臨床心理士・児童養護施設とは
生まれてから死ぬまで、栄養を摂ることは必要不可欠なことなので、このような仕事に関わることができるのはとても誇りです。
□幅広い年齢の人と関わることができる
保育園から小学校・中学校・高校・大学、会社の食堂、病院や福祉施設など、栄養士が活躍する場所は多くあります。そこで幅広い年齢の人から喜びの声をいただくことができます。
□有資格者である
就職にも有利ですが、誇りを持って働くことができると思います。
□料理が上手になる
学生時代は料理が得意でありませんでしたが、入所者さんにおいしく食べていただくためにいろいろ考えて工夫すれば、自然に料理が上手になってきました。
(5)これからの課題
①管理栄養士の業務は「給食管理」だけだと思われがちですが、先ほども申し上げましたが、入所者さんの個々の身体状況や健康状態、食事の食べる量などを考慮して、それぞれに応じた食事を提供する「栄養管理」が大切だと考えています。
②単に食事を提供するのではなく、入所者さんに食事をおいしく食べていただいて健康を維持して、また、病院などでは、患者様の症状に合わせた食事を提供し、健康を回復いただくことを目指しています。
③したがいまして、私たち管理栄養士は、食を通じての医療スタッフの一員であることをアピールしていきたいと思っています。
(6)私の就職活動
①最後に、私の就職活動のお話させていただきます。
私の就職活動は、3年生の2月に委託会社へエントリーすることからスタートしました。
3月にその会社の面接を受けました。説明会に参加していくうちに、もっと利用者様と近くで接していきたいと思い、施設の栄養士を目指すことを決めました。
②6月から各地で開催されます福祉関係の合同説明会に参加し、7月には大阪府泉州地域の福祉説明会に参加しました。また、7~8月に各施設で開催されます「夏祭り」のお手伝いにボランティアとして積極的に参加しました。
③最終的には、泉州地域の福祉説明会に参加したときの出会った、今勤めています施設から8月中旬に内定をいただきました。
以上