東京武夫原会

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歴史探訪 『永青文庫』と『肥後細川庭園』

 5月18日の土曜日午後、絶好の行楽日和の中、熊大卒業生6人が集まり、文京区目白台にある永青文庫と隣接する肥後細川庭園を見学しました。
永青文庫は江戸時代から近代に至る細川家伝来のコレクションを展示する施設です。長年に亘って集められたコレクションは相当の数になるため、この永青文庫だけではなく、熊大の附属図書館や熊本県立美術館等にも保管されています。最近では薩摩に派遣された熊本藩の密偵の報告書がマスコミでも大きく取り上げられました。見学に際しては井戸下事務長にご案内して頂き、専門的な内容については学芸員の方からの説明も頂きながら、理解を深めることができました。
(この秋には「織田信長文書の世界』展が、永青文庫において9年ぶりに開催される予定です)
 
 永青文庫の後は隣接する肥後細川庭園を見学しました。ここも見学ボランテアの方から詳しく説明を頂きました。幕末に肥後熊本54万石の下屋敷となりましたが、明治以降は細川家の住まいや学問所として使用され、現在は文京区が管理する庭園として、一般に公開されています。
庭園では肥後六花が植えられ、隣接する和敬塾(元は細川家下屋敷の一部)からの湧水が園内にある滝から回遊式庭園の池を満たし、地形の変化を生かした散策路が巡らされた園内は、とても都内とは思えない閑静な環境でした。
 
 探訪終了後は有志で簡単な懇親会を行い、英気を養いました。
次回は都内の名所旧跡散策を秋頃に予定しています。このホームページでもご案内しますので、ご興味のある方の参加をお待ちしています。

文責  曽根田満