2019年
2019年
2019年12月6日
関西武夫原会 秋のハイキング報告
令和元年、秋のハイキングは11月17日(日)、洛北の鞍馬から大原への道を歩きました。
ゆったりと広がる大原の畑では、青々といろんな野菜が育っていますが、「これはすぐき菜かな・・・?あれは・・・?」と、みんな、自信がありません。
「もみじのトンネル」をくぐって
京阪電車の出町柳駅に集まったのは9名。「お天気で何よりですね」などと言いながら叡山電車へ。市原~二ノ瀬の間は「もみじのトンネル」で有名です。展望列車「きらら」の車窓からイロハモミジ、オオモミジなどの紅葉が美しく、満員の車内から歓声が上がりました。終点の鞍馬駅に着くと、大天狗のモニュメントの前で写真撮影。いつもながら「Kumamoto University」のタオルを広げるのが恥ずかしいような、誇らしいような・・・。ハートブレイクの薬王(やっこう)坂
鞍馬寺を左に見て、格子戸の美しい鞍馬街道を少し進み右手へ。薬王坂。ハイキングに慣れていない人にとってはいきなりでキツイかも、と気になっていた登り。やっばり、2,3弱音を吐く声が聞こえてきました。(ゆっくり、ゆっくり頑張ってね!)でも、30分ほどで頂上、静原の里が眼下に見えた。大銀杏の下でお弁当
静原神社の前が児童公園になっていて、そこの大銀杏が見事に黄金色に色づいていました。私たちが着いた時にたくさんいたハイカーたちは、すでに昼食を終えていて、すぐにスタートしたので、この銀杏の樹の下を独占してお弁当タイム。Mさんがいつも持ってきてくれる人吉の焼酎。Kさんのワインはコルク抜きがないので開けられず残念。江文(えぶみ)峠から大原の里へ
峠と名は付いていますが、江文峠は薬王坂に比べれば緩い登り。この峠から舗装道路を数十メートル進み、山道をせせらぎに沿って下ると、やがて大原の里。養鶏場の鶏がコケコッコーと賑やかに出迎えてくれた。「ベニシアさんの家はどこでしょうね」とYさん。(皆さん、ご存知ですか?NHKのEテレ・『猫のしっぽ、カエルの手』のイギリスの女性です。各国を旅して、落ち着いたのが、日本の京都のここ大原の里。ここでハーブを育てています)ゆったりと広がる大原の畑では、青々といろんな野菜が育っていますが、「これはすぐき菜かな・・・?あれは・・・?」と、みんな、自信がありません。
建礼門院を偲んで、寂光院
民家や民宿の並ぶ辺りを寂光院に進む。門前の漬物屋で味見をしながら皆が揃うのを待っていましたが、2名ほど足りません。そこへ電話あり、なんとその二人は「三千院の前にいる」と。「大原」と言えばやっぱり「三千院」なんですね、デュークエイセス世代は。 9名揃ってから、寂光院の境内に。この尼寺が、火災で損傷したことは記憶していますが、それが平成12年(2000年)で、あれからもう20年近く経ったのですね。立派に復元されていて、本堂では昔は無かったマイクに依る解説も行われていました。本尊の六万体地蔵尊、建礼門院の御像、阿波内侍の御像に手を合わせました。裏山には、建礼門院の御陵や侍女たちのお墓もあるということでしたが、今回はパスしました。まさに燃える秋、至る処で美しい紅葉に出会い、お喋りを楽しみながらの、素晴らしい1日でした。
第18回<昭和45年>卒 今泉(岩永)富美子