2015年
2015年
2015年4月18日
観桜会に行って来ました!
恒例となった春のお花見ハイキング、今年は4月11日(土)に能勢妙見山エドヒガン観桜会として開催されました。
ちなみにエドヒガンとは、日頃公園や校庭で見かけるソメイヨシノの元になった(エドヒガンとオオシマザクラが交配してできた)野山に自生する桜の一種。長寿で巨木となり、ソメイヨシノよりも小ぶりの淡いピンクがかった花をつけます。
前日までの芳しくない空模様で開催が心配されたのですが、快方に向かうとの願望に近い見通しで決行を決断したのが正解でした。当日は雲は多かったものの時には日差しも出るという天候に恵まれました。
阪急の主要駅で取り扱っている「能勢妙見・里山ぐるっとパス」が割安なので入手するようにとの幹事からの行き届いた案内を思い出して集合場所の能勢電鉄妙見口駅へ。他学部卒業生の参加もあった前回の箕面の紅葉見に比して少人数となったのは残念でしたが総勢9人が集まり、駅前でKumamoto Universityの旗(タオル)を広げて集合写真撮影後、早速にYさんの先導で目的地を目指してスタートしました。
道中、日本一の里山との宣伝文句さながら古い民家があり、庭先にはチューリップや椿、ボケ、ハナスオウ、馬酔木、等の花が咲き、また、鶯やヒヨドリのさえずりが我々を歓迎してくれました。紫がかったピンクのミツバツツジもきれいでした。
妙見の森ケーブル黒川駅から高低差230メートルをあっという間に上り山上駅へ。そこからいろは坂を登るといよいよエドヒガンの群落(川西市の天然記念物)に着きました。ソメイヨシノよりも樹高が高く、見上げたところに花が咲いている感じなので、少し離れたところから見ると綺麗です。「出会いの妙桜」と名付けられたエドヒガンは格別でしたが、青空をバックに観ればさぞかしとの思いもありました。
エドヒガンを堪能した後はリフトで標高660メートルの妙見山頂上を目指しました。リフトの終点から少し登るとブナの原生林(こちらは大阪府の天然記念物とのこと)があり、「秋の黄葉の季節は見事だろうな」との声が出ていました。イロハモミジも多く、秋には、春と一味違った風情が楽しめるのは間違いなさそうです。
下りは、上杉尾根コース。前日までの雨でぬかるんでいるところがあり、ズボンの裾は泥まみれ、靴も重くなるほどでした。滑って転ばないように足を広げて歩くさまは、誰かが言った「山の学校のムカデ競争」という表現がぴったり。
下りでは膝が痛いという奥様の手を取って歩くOさん夫妻の姿はほほえましく、素敵でした。コースの途中の見晴らしの良いスポットにベンチが設置されておりここで弁当開き。谷に咲くさながら霞のような桜を眺めながらの一杯は何物にも代えがたいものでした。
北摂の山々、大阪平野の眺望はいまひとつでしたが、Iさんは「変化にとんだ面白いコース」と評していました。
Yさんから、「あれはカラスサンショウ、これはウグイスカグラ、それはナワシログミ」と植物の名前を教えてもらいながらあっという間に下山。再会を期して散会しました。次回は、是非皆さんもご参加ください。
(20回卒 真佐喜記)