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第6回熊本大学関西連合同窓会のご案内

関西の輪を広げよう!

  熊本大学関西連合同窓会は2年に1回の開催です。
是非ご参加くださるようお勧め致します。
当日は、世界文化遺産に登録された天草の崎津集落等に関する特別講演もあります。
熊本の地に思いをはせながら、オール熊大・チーム熊大の関西の大きな輪で熊本にエールを送りましょう。

日 時 :平成30年12月1日(土)13:30~17:30
会 場 :太閤園 3階ダイヤモンドホール 1・2   ℡06-6356-1110
〒534-0026 大阪市都島区網島町9-10
会場までのアクセスはこちら 太閤園HP http://www.taiko-en.com/

プログラム
● 総 会:13:30~

● 講演会:13:45~
1.基調講演『熊本大学の復興とその後』(仮題)
国立大学法人熊本大学長   原田 信志 氏
2.特別講演『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』
国立大学法人熊本大学大学院人文社会科学研究部准教授  安高 啓明 氏

●交流会:15:30~17:30
世代と学部を超えた交流を楽しみましょう。

申込等については熊本大学公式ホームページをご覧ください。

なお、熊本大学関西連合同窓会 設立記念式典・祝賀会及び第2回、第3回、第4回、第5回については下記よりご覧いただけます。


第1回  設立記念式典・祝賀会
2011(H.23)12.3(於:大阪第一ホテル)
 第2回  関西連合同窓会
2012(H.24)12.1(於:太閤園)
第3回  関西連合同窓会
2013(H.25)11.30(於:太閤園)
第4回  関西連合同窓会
2014(H.26)11.29(於:太閤園)
第5回 関西連合同窓会
https://www.web-dousoukai.com/bufugen/?p=1850
2016(H.28)12.3(於:太閤園)

卒業生表彰制度の受賞者

武夫原頭に草萌えて

 

第53回関西武夫原会 総会・懇親会   平成30年9月8日

「春は曙、 夏は夜、秋は関西武夫原会、冬は関西連合同窓会、さらには肥後の地にて武夫原会大同窓会の開かれるなど聞きたりし、いとめでたくもをかし」
清少納言であればこのような書き出しになりそうなほど今年は同窓会関連行事に満ち満ちています。このような中、今年も関西武夫原会が開催されました。
 

五縁の掛け声のもと横浜から沖縄に至るまでの広い地域から102名の方々が参加され、
中には女性ボクサーの方もお出でになりました。
懇親会に先立ち「ワンペダル 夢への挑戦 熊本の小さな町工場」のお話があり「熊本の技術素晴らしか」と多くの方が思われたと思います。また安全第一のワンペダルは昨今の自動車事故に伴い皆さんも心に強く響いたことでしょう。

来賓代表として原田学長からは地震以降の母校の復興状況のお話で着々と進んでいる姿が浮かんできます。同窓会としてこれを応援せずにはいられないという雰囲気になったことは想像に難くありません。また、武夫原会村田会長からは大同窓会の開催についてのお話があり筆者も久々に記念すべき会を訪れ大教室での授業の気分も思い出したくなってしまいました。

懇親会は、今年はテーブルの並びを替え会話がはずみやすいようにしました。ご参加の皆様はどうだったでしょうか。来年はさらにはずむ会話を目指したいと思います。
料理、お酒、ドリンク、そして待望の馬刺しとからしレンコンに舌鼓を打つ、まさに至福の時間でした。
そしておなじみではありますが、全員が注目し参加のビンゴゲーム、歓喜の声、落胆のため息 それに続くじゃんけんゲーム3回。4冠王はでませんでしたが皆さま楽しまれたことと思います。もちろん沢山の景品、ご提供くださった方々に感謝です。

さらにビンゴゲーム当選にあと一歩の方々には、地元熊本産の玄米パスタがもれなく渡されました。これも復興事業の一環とのことですが将来のソウルフードとして同窓会に欠かせない食品になるやもしれません。

締めはもちろん寮歌斉唱。この合唱が同窓会を高みへとおしあげ、参加者が一つにまとまる瞬間でしょう。この意気込みで来秋9月にまた集い親交を誓いながら大団円へと収束していきました。

Many thanks and see you again.
( 昭和49年卒・吉海祥一記)
 

※ ホームページ作成委員会からのご連絡
「関西武夫原会について」の 会長あいさつ役員・事務局、をリニュアルしましたのでご覧ください。

・・・・・・・・・・・・・写真は溝口房雄氏提供・・・・・・・・・・・・・・・・

五縁(血縁・地縁・学縁・社縁・趣縁)の話

第27回(昭和54年卒)松田 亨

 最近何かと話題となっている「五縁」ですが、私が思いだすのは、昨年のことです。
東京在住のM君から「KS49会」に参加しませんかとお誘いがありました。
M君は私と濟々黌高校、熊本大学の同級生です。聞きなれない名前の会であり、
どのような会なのか聞いてみると、「熊本の高校を昭和49年に卒業した人が東京に集まり、懇親会を開くもの。関西から来る人もいます」とのことでした。
丁度前日が姪の結婚式であり、私は大阪から出席する予定になっていました。
KS49会の懇親会場は東京であり、横浜から移動すれば参加できること、またM君と会えるのも楽しみの一つであり、参加の意思表示をしました。


さて当日会場に行ってみると、すでに数名の人が集まっています。M君も来ており主催者とも名刺交換をしました。主催者は熊本高校出身で、実は熊本高校東京同窓会の幹事になっているそうです。動員の為知っている熊高OBに参加を呼びかけたが、なかなかうまくいかないとのことでした。活動を続けていて彼が感じたことは「高校のつながりだけではインパクトがない、中学のつながりの方が大きいのでは、同じ中学出身者の言うことなら人は集まるのでは」ということです。今回のKS49会もその一環のようです。
名簿を見てみると、熊本高校、濟々黌、第一高校、九州女学院等の人です。出身中学を見ると、何と私と同じ宇土鶴城の女性が二人もいます。結婚した為でしょうか、姓は変わっていますが、名前はよく覚えています。というか子供の頃はみんな姓でなく、名前でよんでいたものですから、すぐにあの娘だなとわかりました。

 まもなくして二人が会場を訪れ、私は名前で「Sちゃん」「Kちゃん」と呼びました。二人も私のことを覚えており、48年振りの再会を喜び合いました。話は自然と熊本地震のこととなります。宇土市も被災しています。二人とも神奈川在住ですが、時折宇土市に帰っているとのことで、当時の小学校の担任の先生もご健在。ただし小学校の同窓会はやっていない様子でした。
その後二人とメルアド交換しましたが、私にはある考えがありました。もし同窓会をやっていないのであれば、我々3人で同窓会をやろうということです。小学校の担任の先生がとてもいい先生で、ご健在のうちに是非会いたかったからです。
KS49会が終了したあとも二人とは頻繁に連絡を取り合いました。その結果翌年の3月に、宇土市にて宇土小学校同窓会が実現しました。同窓会といってもKS49会に参加した3人と宇土市にいる2名と担任の先生の6名という小規模のものです。


 担任の先生も「こぎゃん嬉しかこつはなか」ととても喜んでおられました。いつになるかはわかりませんが、次回はもっと大規模な宇土小学校同窓会をやろうと思っています。残念ながら宇土小学校は移転済でした皆が通った宇土幼稚園は残っています。

このように、私自身の実感したご縁を繋ぐということの楽しさをたくさんの人に経験して欲しいと思います。来たる9月8日(土)に開催される関西武夫原会総会・懇親会に、ご友人、ご家族はもちろん、お知り合いならどなたでも大歓迎です。是非、皆さんご一緒の参加をお待ちしています。

そして、たくさんのご縁を見つけてください。

第53回 熊本大学関西武夫原会総会・懇親会のご案内

同窓会で5縁(血縁・地縁・学縁・社縁・趣縁)を繋ぎましょう!

第16回(昭和43年卒) 本島 昭男

   平成30年7月1日(日)天草高校同窓会関西図南会(あまたか関西)に出席しました。同窓会は天草から安田公寛会長はじめ来賓の方も入れて132名の参加で、大変賑わいました。会の前日、天草の崎津集落が「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産として世界文化遺産に決定したことで一層盛り上がりました。

 高校の同窓会は今年から本部・支部と言う主従関係の表現をやめて、関西図南会としてスタートしました。ちなみに、図南会の「図南」をコトバンクで検索すると【「荘子逍遥遊より。想像上の巨頭、鵬おおとりが遥か南方に向かって翼を広げようとする意から」遠くの地で大事業をしようとすること。まさしく天草から関西へきた同窓生にふさわしい言葉です。今年は美人画で有名な鶴田一郎氏に対話方式で講演をしていただきましたが、鶴田氏もまさに「図南」の言葉にふさわしく、天草から関西へ飛び立って活躍中です。

12月1日(土)には第6回関西連合同窓会も開催されますので、その告知とお誘いを兼ねて、大学の5縁を尋ね、同期の教育学部Iさん、同期の工学部のS君、N君の他、先輩の工学部M氏、教育学部Hさん、法文学部の後輩S氏の席を回りました。
M氏は高校・予備校・大学・会社の先輩で、趣味も会社OB会で、夫婦共で旅行しています。今年は熊本大学准教授安高啓明氏に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の特別講演がありますとお誘いすると身近に感じられたようで大変興味を持ってくれました。

そして、5縁を通じて会話をしていくと不思議と話が繋がっていくものです。
65回生のNさん、66回生のNさんは私の息子が卒業した大学に通っており、若い人たちに5縁の不思議さを改めて感じさせられました。
天草高校図南会会長のYさんと話をしていると、武夫原会の村田会長と同期で、しかも、原田学長とも同期とのことです。Yさんとは、前日(6/30)熊本で開催された理事会でも一緒でした。武夫会の活性化の為、地方から応援していきたいものです。

熊本大学関西武夫原会は第53回の総会・懇親会を9月8日(土)11時から大阪第一ホテル 宴会場モナーク(大阪マルビル6階)で開催します。
https://www.web-dousoukai.com/bufugen/?p=2345

あなたの5縁はどんなふうに繋がっていくでしょうか。
5縁(血縁・地縁・学縁・社縁・趣縁)を繋いで、明るく・元気で・楽しい関西武夫原会の同窓会でお会いできるのを楽しみしております。

なお、中小企業診断士・太田恵太郎氏による【熊本の小さな町工場の「夢への挑戦!」を関西から支援 ~ 高齢者の安心安全運転を実現する「ワンペダル」~】の講演を予定しております。

五縁(血縁・地縁・学縁・社縁・趣縁・)のお話し

事務局長 (第22回卒)岡 本  敏 秀

関西武夫原会は新しい半世紀を迎えるにあたり、本島会長が「五縁」の大切さを力説されることが多くなりました。よく考えれば、私は会社勤めを始めた時「単位が足りていないので残念ながら内定取り消しです」という夢を何回も見ました。そして退職後は「もう一度熊大を受験し合格してキャンパスライフを満喫している」情景が夢に出てきます。私の五縁はどうやら学縁が大きなウエイトを占めているようです。働いている時と比べて、何の苦労もない大学までの学生時代が余程楽しかったのでしょう。

さて、昨年のことです。山口県S市の中学の同窓生だと名乗る女性から電話がありました。さては遂に私にも詐欺紛いの電話が来たかと思い警戒しました。(皆さんも私からの同窓会のお誘いの電話を詐欺商法の電話と勘違いされたことと思います。)電話を切ろうかと思いましたが、女性に優しい私は少し聞いてみることにしました。懐かしい私のあだ名や所属していた運動クラブなど同級生でないと分からない話題で30分近く話しました。私は中学卒業後、転居したため行方不明になっており、大学名と名前をもとにHPで探し当てたそうです。

幹事である女性の情熱に打たれ、そして50年の節目でもある同窓会に何かの縁を感じ参加することにしました。福岡の大宰府で同窓会は開催されましたが、早めに着いた私を見て「料亭の従業員かと思った。」と50年の年月は残酷です。面影も髪の毛もありません。そして楽しい中学時代の話に花が咲き、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。帰り際に今度は京都で泊りがけの同窓会を開こうとの話になり、幹事を任されました。そして関西にいる行方不明のT君も探し出してほしいとのミッションも承りました。T君の勤めていた会社名はわかっていましたが既に退職しており、会社のOB会に問い合わせても個人情報保護法の壁は厚く教えてくれません。

(社縁)地区の自治会(地縁)にもT君の勤めていた会社の方がおられるので消息を訪ねたりしましたがこれも空振り。最早これまでと思いましたが、諦めたら先はないと思い直しました。T君の勤め先は大手企業であったため、熊大卒業の先輩が何人かおられ(学縁)T君のことを知らないか聞いてみたところ、個人的にお付き合いがあるF先輩を発見しました。F先輩から「君の熱意に答えよう」とのお言葉に永年同窓会のお手伝いをしたことを誇らしく思いました。そしてT君と中学以来の再会を果たすことが出来ました。(何とT君は隣町に住んでいました。)そして今年5月に京都伏見で同窓会(修学旅行?)を開催しました。本島会長が言う五縁をもとにアンテナを張り巡らせ、熱意があれば、求める情報に行き当たることを身をもって体験できたと言うお話しです。皆さんも五縁(血縁・地縁・学縁・社縁・趣縁)を大切にして人生を謳歌しようではありませんか。

第53回熊本大学関西武夫原会総会・懇親会のご案内
日時  9月8日(土)11時~
場所  大阪第一ホテル 宴会場モナーク(大阪マルビル6階)

 

第53回 熊本大学関西武夫原会総会・懇親会のご案内

平成30年度総会・懇親会を下記の通り、開催致します。
第1回生(昭和28年度卒)から第66回生(平成30年卒)まで多くの皆様にご参加頂きますようご案内申し上げます。

当会は昨年の総会・懇親会を平成卒の若い会員を中心に盛会裏に終え、今年も昨年と同様、交通アクセスが良い「大阪第一ホテル」にて開催いたします。

また、特別企画として、中小企業診断士・太田恵太郎氏(S45年法文学部卒)による【演題:熊本の小さな町工場の「夢への挑戦!」を関西から支援 ~ 高齢者の安心安全運転を実現する「ワンペダル」~】の講演を予定しております。

当日は「大阪第一ホテル」の自慢の料理に加えて、熊本から直送の馬刺し、辛子蓮根を用意しております。また熊本名産品やくまモングッズ等が多数当たる「ビンゴゲーム」も予定していますので、ゆっくり歓談し、旧交を温めて頂きたいと思います。
ご家族、ご友人と是非ご一緒にご参加下さい。

日 時:平成30年9月8日(土) 11時(受付10時半)~15時

場  所: 大阪第一ホテル 宴会場モナーク(大阪マルビル6階)
(会場へのアクセスは・・・・・をクリックして下さい)

https://www.osakadaiichi.co.jp/facilities/access.html

電 話  06-6341-4411 (大阪市北区梅田1丁目9番20号)

連絡先  事務局 岡本敏秀  電話090-3352-6979

「過去4年の総会・懇親会の様子」 は下記のホームページでご覧下さい。

第52回:平成29年9月9日(土)

https://www.web-dousoukai.com/bufugen/?p=2122

第51回:平成28年9月3日(土)

https://www.web-dousoukai.com/bufugen/?p=1718

第50回平成27年9月5日(土)

https://www.web-dousoukai.com/bufugen/?p=1425

第49回:平成26年9月6日(土)

https://www.web-dousoukai.com/bufugen/?p=1105

 

関西熊本県人会連絡協議会のHP        熊本大学関西武夫原会

http://www.kansai-kumamoto.com/kamei/school/kumadai

「関西志文会参加」報告

第27回(昭和54年卒) 松田 亨

平成30年5月20日(日)道頓堀ホテルにて開催された関西志文会に参加致しました。
来賓10名と志文会会員19名の合計29名の出席でした。
11時からの総会では、物故者・熊本地震犠牲者の方への黙祷の後、会長挨拶、経過報告、会計報告等が進み、会長挨拶ののち、理事長挨拶と続きます.

理事長からは「大学の卒業生は毎年千人で、通算の卒業生総数が10万人を超えるのもあと数年になったこと、熊本地震で募金を集めたところ、1億を超える金額になったこと」などが語られました。
その後懇親会となり、和やかな雰囲気となりました。私は武夫原会と志文会のゴルフ対抗戦の時に知り合いになった方、熊本県事務所の方などを中心に、名刺交換を行いました。

 

事務局長とも話をしましたが、やはり参加者が少ないことはとても気にしておられました。何か会員が興味を持てる工夫としては、ゴルフの他、カラオケなどをやっているとのこと。武夫原会では春秋ハイキングをやっていますとお伝えしました。
その後来賓挨拶となり、私は「最近話題のアメフットの件では、謝罪する相手の大学名を間違えるなど、もってのほか。相手へのリスペクトがない証拠だと思います。
志文会さんと我々の武夫原会は、お互いが相手をリスペクトできる関係でいたいと思います」と話をしました。

全体写真を撮って、会はお開きとなりましたが、翌朝の月曜日に志文会の会長さんと事務局長さんから電話があり、いずれも「総会参加のお礼」でした。

 

関西武夫原会、春の五月山ハイキング

恒例となった関西武夫原会、春のハイキングは、能勢街道の要所、サクラとツツジで名高い池田市の五月山周辺を散策、好天にも恵まれ、春から夏への鮮やかな季節の移りを心ゆくまで満喫しました。

4月6日朝10時、阪急池田駅に集合した12歳から70ウン歳までの夫婦組を含む老若男女13名の一行は、前夜の雨風が嘘のようなハイキング日和、池田市のゆるキャラ「ふくまるくん」の前で、まずは熊大幕を前に集合写真をパチリ。さあ~一路五月山公園へ。

駅頭から続くサカエマチアーケードは店々に昭和の香りが漂い、通り過ぎるのが惜しい。

20分ほど坂道を歩いて五月山公園へ、入口には遅咲きのサクラとエノキの大木、新緑の香りが否応なく漂ってきたところに賑やかな笛太鼓の音、桜の古木に囲まれた広場には屋台が並び、チンドン屋の練り歩きに子供たちが群がっていました。さくら祭りも終盤です。

一行は、咲き誇る八重桜や枝垂桜を横目に五月山登山道「大文字コース」へ、急な坂道をあえぎながら登ると見晴らしの良い秀望台へ、遠く能勢の山々を背景に、ゆるやかに流れる猪名川とそれに架かる国内最大のコンクリート製斜張橋(ビッグハープ)の景観が素晴らしい。さらに山道を登り五月台へ、春霞たなびく大阪平野が一望、鳥のさえずりとさわやかな風、至福のひとときでした。

昼食までもうすぐの声に促され、更に歩いて愛宕神社へ、静かな境内には椿やシャクナゲ、源平花桃の花が色とりどりに咲き誇り、カメラのシャッター音が止まらない。

やがて蕾をつけたシャクナゲが続く林道「ひょうたん島コース」を進みます。鬱蒼とする周辺の大木には標識がついており、珍しい樹木の名を知るのも嬉しい。

しばらくして、新芽の吹き始めたコナラとサクラの若木に囲まれた休憩スペースに到着、 お待ちかねの昼食です。和やかな声が木立に響き渡り、南少年があちこち食べ物配りに大活躍。傍らにはミツバツツジ満開、ライトマゼンタの花びらが光芒を浴び、妖しく艶やかでした。

昼食後は林道を元気に下りていきます。そして、コースの終端は「緑のセンター」、温室内には多種多様の花々が咲き乱れ、強い芳香と原色に圧倒されます。女性陣は口々に花の名前を言い、行く春を楽しんでいます。

旅の締めは池田城址公園へ。櫓台の上から眼下の芝生の上で行われる邦楽の演奏と野点を眺め、今日の一日を惜しむように皆で声を上げました。

 (昭和46年卒SK記)