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|2015年|2015年5月17日更新
昭和40年の春に法文学部を卒業した私たちは、この春、早や卒業して50周年という記念すべき節目の時期を迎え、去る5月11日~12日に全国の同期が熊本に集い、記念の同期会を賑やかに開催致しました。
我が同期の結束は以前からかなり緊密で、20年前にも「30周年」の節目で全国の同期が集い、今回はそれから20年振りの開催であります。同期の人員は、卒業時、法・文合わせて約180名弱、その後の物故者約20名、現時点での推定健在者160名という概況の下で、開催当日の出席者は20年前より減少した42名(男子38、女子4)。
出席者の半数以上が県外からで、また、卒業以来の50年振りという仲間も多く、互いの胸の名札を確かめ合い、歓声を上げる光景が随所に見受けられ、記念行事のスタートである初日午後からの「熊大キャンパス・ツアー」、夜の「記念同期懇親会」、翌日の「オプション行事」ともに終始賑やかに盛り上がりました。
先ず、初日の13:00 熊大構内北東部「吉田門」の近くの『くすのき会館』に集合し、「熊大キャムパス・ツアー」を開催。我が同期で元文学部教授の谷川二郎君より水元豊文文学部長および深町公信法学部長の経歴紹介などがあり、両学部長からは「学部の現況と課題」と言う視点から講話を頂き、ひき続き赤レンガの記念館前に移動し、20年前に記念植樹した際“ケヤキ”に添えた標識を更新し、次には赤レンガの『五高記念館』へ。多くの貴重な展示の文物を見学。「昔の先輩は偉かった!!」と異口同音に感銘し、次の会場「ホテル キャッスル」へ移動しました。
18:00 ホテル2階の宴会場前に再び集合し、全参加者の記念写真を撮影。続いて大宴会場でメイン行事の「記念同期懇親会」。ここからは会員同伴のご夫人方、および来賓の深町法学部長にもご出席いただき(水元文学部長は先約があって欠席)、威勢よく祝杯を交わし、旧交・思い出話に花を咲かせ、宴の半ばでは、当時一部の学生間で歌われていた、熊本の青春哀歌「恋の手取り本町」(熊大OBの作詞・作曲)のメロディーを有志で合唱し、終盤では恒例の“巻頭言”に続き、「武夫原頭に草萌えて~ 」全員総立ちし、合唱の声は会場を溢れ、5人・・10人、手の舞い、足の踊り・・人の輪が拡がり、深町法学部長も手振りよろしく踊りの輪に参加され 熱気と歓声飛び交う中に再会と互いの健勝を誓って50周年記念のメイン行事は幕を閉じました。
その後 半数近くのメンバーは「2次会」へ。熊本の稀少酒『香露』や爽やかな阿蘇の銘酒『れいざん』に喉を潤し、天候が懸念される翌日の懇親ゴルフの予想談や、手取本町思い出ばなしなど、旧交・近況の話は賑やかに飛び交い終わることを知らず、懐かしの上通り町の夜は更けてゆきました。
翌2日目、この日は「オプション行事日」で各自行動は自由。関西からの参加者の多くは予め計画の「ゴルフコンペ」に参加。ところが、北上中の台風6号が前夜から当日午前中にかけて鹿児島南方を通過との予想で、「午前中は強風、所によっては落雷も!」との大荒れの予報。まずはゴルフ場で様子を見て! と担当幹事の指示。ホテルから40分位の『高遊原GC』へ参加者20名(うち女性2人)が集合。祈る気持ちで空を見上げていると雨はますます強まり、風も出始め、ついにゴルフ場から「本日はクローズとします!!」の宣告。“残念だが止むなし!”、記念のゴルフコンペは中止に。
急遽コンペルームを借りて、準備された賞品の山を“くじ引き”で配布し、仮想優勝者はじめ多くの受賞者はそれぞれ賞品を抱え、望外の喜びの弁や日頃の珍プレー談などでしばし座を盛り上げ、互いの健勝と次回の再プレーを固く約束し合って早や昼前に解散し、それぞれ家路へと向かいました。
その後の 筆者余談:
その日の午後の台風の北上通過は速く、天候は急速に回復。筆者は以前勤務していた会社の後輩から誘いを受けて、彼の管轄事業所を久々訪問し、世代の交代や変貌している業容を見学。
夜は学生時代にも足を運んだことがない“夜の銀杏通り”を後輩の先導で歩き、熊本の郷土料理と円やかな懐かしい熊本弁に包まれ、しばし故郷の空気に浸って気分安らぐひと時を過ごしました。
この度は、思い出に色濃く残る、楽しい熊本の2日間となりました。
昭和40年3月 熊大法文学部法学科(第13回)卒
萩 尾 龍 二 記
|2015年|2015年4月18日更新
恒例となった春のお花見ハイキング、今年は4月11日(土)に能勢妙見山エドヒガン観桜会として開催されました。
ちなみにエドヒガンとは、日頃公園や校庭で見かけるソメイヨシノの元になった(エドヒガンとオオシマザクラが交配してできた)野山に自生する桜の一種。長寿で巨木となり、ソメイヨシノよりも小ぶりの淡いピンクがかった花をつけます。
前日までの芳しくない空模様で開催が心配されたのですが、快方に向かうとの願望に近い見通しで決行を決断したのが正解でした。当日は雲は多かったものの時には日差しも出るという天候に恵まれました。
阪急の主要駅で取り扱っている「能勢妙見・里山ぐるっとパス」が割安なので入手するようにとの幹事からの行き届いた案内を思い出して集合場所の能勢電鉄妙見口駅へ。他学部卒業生の参加もあった前回の箕面の紅葉見に比して少人数となったのは残念でしたが総勢9人が集まり、駅前でKumamoto Universityの旗(タオル)を広げて集合写真撮影後、早速にYさんの先導で目的地を目指してスタートしました。
道中、日本一の里山との宣伝文句さながら古い民家があり、庭先にはチューリップや椿、ボケ、ハナスオウ、馬酔木、等の花が咲き、また、鶯やヒヨドリのさえずりが我々を歓迎してくれました。紫がかったピンクのミツバツツジもきれいでした。
妙見の森ケーブル黒川駅から高低差230メートルをあっという間に上り山上駅へ。そこからいろは坂を登るといよいよエドヒガンの群落(川西市の天然記念物)に着きました。ソメイヨシノよりも樹高が高く、見上げたところに花が咲いている感じなので、少し離れたところから見ると綺麗です。「出会いの妙桜」と名付けられたエドヒガンは格別でしたが、青空をバックに観ればさぞかしとの思いもありました。
エドヒガンを堪能した後はリフトで標高660メートルの妙見山頂上を目指しました。リフトの終点から少し登るとブナの原生林(こちらは大阪府の天然記念物とのこと)があり、「秋の黄葉の季節は見事だろうな」との声が出ていました。イロハモミジも多く、秋には、春と一味違った風情が楽しめるのは間違いなさそうです。
下りは、上杉尾根コース。前日までの雨でぬかるんでいるところがあり、ズボンの裾は泥まみれ、靴も重くなるほどでした。滑って転ばないように足を広げて歩くさまは、誰かが言った「山の学校のムカデ競争」という表現がぴったり。
下りでは膝が痛いという奥様の手を取って歩くOさん夫妻の姿はほほえましく、素敵でした。コースの途中の見晴らしの良いスポットにベンチが設置されておりここで弁当開き。谷に咲くさながら霞のような桜を眺めながらの一杯は何物にも代えがたいものでした。
北摂の山々、大阪平野の眺望はいまひとつでしたが、Iさんは「変化にとんだ面白いコース」と評していました。
Yさんから、「あれはカラスサンショウ、これはウグイスカグラ、それはナワシログミ」と植物の名前を教えてもらいながらあっという間に下山。再会を期して散会しました。次回は、是非皆さんもご参加ください。
(20回卒 真佐喜記)
|2015年|2015年4月2日更新
今年は寒暖の差が激しくて、なかなか開花せず、シャッターチャンスが難しかったようです。
肥後椿は、約200年前の藩政時代から肥後で盛んに栽培された肥後六花(肥後椿、肥後山茶花、肥後朝顔、肥後花菖蒲、肥後菊、肥後芍薬)の一つです。大輪の1重咲きで、花の形が良く、色も美しく、華やかで気品があります。
寒さに耐えて春になると咲き出し,学生時代を過ごした熊本を想いおこさせる花です。
関西武夫原会会員諸氏が丹精込めて育てた花をご覧ください。
肥後六花をお持ちの方、綺麗に咲いた時に是非、写真を撮って送ってください。
今年は残念ながら咲かせることが出来なかった方、来年に期待しましょう。
(ホームページ作成委員会)
|2015年|2015年3月3日更新
恒例となりました春のハイキングは、能勢妙見山のエドヒガンを観察しながら春の一日を散策したいと思います。日本の桜の花と言えば、ソメイヨシノが有名ですが、百年以上の古木、大木と言えばほとんどがエドヒガンです。そのエドヒガンの群生が見られるのが能勢妙見山のエドヒガン群生地です。妙見山は大阪でも近場でケーブルを利用して気楽に行けるところですので、春の一日をのんびりと歩いてみませんか。小学生以上なら遠足気分で歩けます。お腹の虫が鳴いたところでお弁当。澄んだ山の空気の中では球磨焼酎がいつもより数倍おいしいことでしょう。
日頃運動不足の方、自然やお酒の好きな方、奮ってご参加ください。ご家族・ご友人の方の参加も大歓迎です。
- 日 時 平成27年 4 月11日(土) (雨天中止)
- 集合場所・時刻 能勢電鉄 妙見口駅 改札口まえ 10:10集合
- ア ク セ ス( 一 例 )
阪急電車
(阪急宝塚本線 宝塚行)阪急梅田(急行) 9:00~ 十三 9:03 ~ 川西能勢口 9:21
能勢電鉄
(妙見線)川西能勢口 9:35 ~ 妙見口 10:02
徒 歩 妙見口~ケーブル黒川
阪急電鉄または能勢電鉄の主要駅で「能勢妙見里山ぐるっとパス」をお求めください。
阪急全線(神戸三宮または河原町から)、能勢電鉄全線、阪急バスケーブル下車まで、及びケーブル、リフトが1,500円で一日乗り降り自由となります。
- 持 ち 物 弁当、飲み物(お茶、お好みのアルコール飲料)、おやつ、敷物など
<連 絡 先> 参加希望の方は、4月4日(土)まで事務局にご連絡ください。
事務局 岡本敏秀 090-3352-6979
なお、平成24年、25年、26年実施の春のハイキングもクリックしてご覧下さい。
2012.4.16 「春の大阪城探訪会」開催(報告) (4/7(土)実施)
|2015年|2015年3月3日更新
第29回卒(S56年) 西岡 真司
2013年3月に大阪熊取町で開催された「くまとりロードレース(10K)」でマラソンデビューして以来、2年後の2015年にはフルマラソンに挑戦することを目標としていました。
記念となるフルは是非故郷で2月15日に開催される熊本城マラソンにしたいと思い、応募したところ運よく当選しました。
コースはスタート地点である鶴屋百貨店前から熊本市街を南下、川尻市街を通過して北上し、熊本港線の途中を折り返して再び熊本市街へ。最終はは標高40mの二の丸まで駆け上がり、ゴールとなります。
この2年間様々な大会に出場しましたが、公園の周回コース・河川敷コースばかりで、風景も単調となります。しかし市街地の一般道コースは広く、信号も車も気にすることなく走れるのが心地よく、ビル街から田園風景への変化もランナーにとっては飽きることがありません。
また熊本城マラソンは他大会と比較してもコース途中の給水所・トイレの設置場所が多いのが特徴で、安心してレースに臨めます。マラソンの楽しみの一つであるエイド(食べ物等)も豊富で、バナナ、塩飴は勿論のことアップルパイ、名物ドーナツ棒、イチゴもあります。わたしは完走することが目標でしたのでそれほど時間を気にすることなく殆どのエイドをおいしく頂戴しました。中でも中間地点の天明あたりで頂いたおにぎりが一番印象に残っています。
そして何よりも本大会で感激したのは沿道の応援の熱心さです。スタート地点の鶴屋前の歩道は隙間もなく応援で溢れかえり、田園風景となっても応援の姿は絶えず、拍手や声援を送ってくれます。連打する太鼓の響きやジャズの音も聞こえてきます。ランナーにとってこれらの応援は自分に対して送ってくれていると錯覚し、疲れを吹き飛ばしてくれます。
35㎞あたりでは歩き始めるランナーも目立ち始め、沿道からの「こら~! 走らんか~!!」という激励のヤジに対して、ランナーからは「きつかけん しょーなかたい!」という他人同士の遣り取りも熊本ならではです。
42.195㎞は私たち初心者にとってはとてつもない距離ですが、施設の充実とボランティアのアシスト、そしてなによりも沿道の応援により支えられて完走(5時間23分)できました。振り返れば途中で「諦め」の言葉が頭をよぎることはなく、常に楽しく走れた大会でした。熊本城マラソンは“ランナーを孤独にさせない大会”です。
本大会は今年で4回目となりフル、30キロ、4キロの三種目で構成されており、参加者は総勢13千人。フルマラソンは12千人の参加で完走率は93%とのことでした。ちなみに昨年の第3回大会ではあの市民ランナー川内 優輝選手が2時間10分14秒で優勝しており、その記録は今年も破られていません。
大会翌日は南阿蘇の休暇村で宿泊し、温泉に浸かり馬刺しと地酒で舌鼓。来年の熊本城マラソンでは壮大な目標であるサブフォー(4時間切り)を静かに心に誓いました。
|2015年|2015年2月14日更新
2月7日(土)、8日(日)熊本県営業部長兼しあわせ部長「くまモン」が日頃の応援に感謝するお祭がJR大阪駅近くの西梅田スクエアで開催されました。
楽しい企画盛りだくさんの2日間で、くまモンはステージ狭しと大活躍で、来場者も60,000人と大盛況でした。
私が出かけたのは初日でしたが、くまモン画伯がご当地キャラをモデルにスケッチ、わずかの時間で描いた(?)似顔絵の出来栄えは見事でした。また、くまモンはステージプログラム合間の舞台裏でも人気者でした。
2012、2013年のゆるキャラグランプリ優勝者のバリィさんやさのまるくん、はばタンや滝ノ道ゆずる等のゆるキャラたちもジェスチャー伝言ゲームで癒してくれたし、くまモンは大阪のオバチャン達との掛け合いでもおおいに沸かせてくれました。
ファンとのふれあいやステージショーの他、熊本県の観光案内、物産品販売もあり、いきなり団子、からし蓮根、タイピーエン、日奈久ちくわ、馬肉、ばんぺいゆ、天草大王、天草ちゃんぽん等、完売売り切れ御礼もありで大盛況でした。
物産品の販売は熊本の各地から出店されていて、天草の懐かしい人にも会うことが出来たし、今年も新幹線に乗って熊本に帰ろうと里ごころがついたことでした。
来年もくまモンに会えるのを楽しみにしております。
(16回卒 本島 昭男 記)
|2015年|2015年1月24日更新
ホームページを立ち上げて3年過ぎ、アクセス数も11万を突破しました。
今年もホームページを通じて会員間の交流を更に図っていきたいと思います。身近な話題、近況報告、趣味の世界、学生時代の思い出等投稿をお待ちしております。 参考に、昨年投稿の記事をご紹介します。詳しくはタイトルをクリックしてご覧下さい。
2014年2月11日 くまモンファン感謝デーに行ってきました。
2014年2月16日 有朋自遠方来 不亦楽乎
2014年4月9日 観桜会(淀川背割桜)4/6(日)開催(報告)
2014年4月18日 今年も肥後椿の花が咲きました。
2014年8月3日 投稿記事「ノンポリの学生生活」
2014年8月23日 投稿記事「里山活動を楽しんでいます」
2014年11月11日 第9回熊本大学ホームカミングデーに行ってきました。
2014年12月6日 秋の紅葉狩りハイキング(箕面公園)報告
昨年も楽しいことがたくさんありました。そして、今年も色々と企画しております。「平成27年度 関西武夫原会 行事予定」の欄も併せてご覧下さい。
なお、今年度の総会・懇親会は9月5日(土)太閤園で開催致します。ご家族、ご友人と是非ご一緒にご参加ください。
|2014年|2014年12月15日更新
漱石も 八雲も君も 誇りなり (熊大歌留多 最優秀賞作品より)
平成26年11月29日、定刻の13時30分、江上眞一司会者(工業会京滋支部長)のハギレ良い第一声により、第4回関西連合同窓会が188名の参加者を得て、太閤園にて盛大に行われました。先ずは、関西連合同窓会 西山多加志会長のご挨拶、そして、熊本大学同窓会連合会 岡村宏会長のご挨拶と続きます。
続いて、関西連合同窓会各役員の紹介、名誉フェロー及び卒業生表彰者の紹介をもって総会の部は閉会となりました。
引き続いて講演会です。
先ずは、谷口功熊本大学学長により、「100年後も輝く世界の熊本大学を目指して」と題して講演をいただきました。
尚、谷口学長は来年の3月、任期により退任される由で、今回の講演は、まさに谷口学長による華々しい大学運営実績の集大成とも言える内容でした。
谷口学長は大学改革実行プランとして、2010年熊本大学アクションプランを策定し、「誇れる大学から憧れの大学を目指して」というスローガンを掲げ、「地域に根ざし、グローバルに展開する未来志向の研究拠点大学」の成長戦略を推進し、見事に達成した手腕は特筆されるべきでしょう。
更に、有終の美として、同学長は今年度の「日本分析化学学会賞」を受賞。研究者としても優れた研究業績が評価され、マルチ才能ぶりを如何なく発揮されました。
続いて、熊本大学文学部附属永青文庫研究センター長、稲葉継陽教授による「永青文庫細川家資料の世界とその可能性」と題する講演をいただきました。
稲葉先生の今回のご講演は、ホンの歴史のさわりの部分だけでしたが、永青文庫資料群は、
室町幕府足利義昭から織田信長の選択、本能寺の変を経て豊臣政権へ、関ヶ原の合戦から徳川幕府へと続く中世から近世への歴史の荒波を細川藩がいかに乗り越えてきたかを示す貴重な資料であり、歴史好きの方々には堪えられないでしょう。
細川家700年の歴史を是非、NHKの大河ドラマで取上げてもらいたいものです。
場面は変わり、いよいよ交流会の始まりです。
先ずは来賓挨拶として、中野栄二東京連合同窓会会長によるご挨拶、さらに二塚信九州連合同窓会会長によるご挨拶と続きました。
二塚会長からは、九州連合同窓会設立のご報告があり、5万人のOBを抱える九州地区としては、各県を順次まわって総会を開催する構想などをお話されました。
続いて、特別来賓として平野俊夫大阪大学総長のご挨拶を頂きました。
平野総長は、免疫学分野のノーベル賞とも言われる「クラフォード賞」や「日本国際賞」を受賞されておりますが、ご当人曰く、「私の研究は熊本大学医学部にて助教授として在籍したころ、自由に免疫の研究させていただいたおかげ、熊本は私の第二のふるさと」との発言に会場が拍手で沸きました。
待ちに待った乾杯は、名誉フェローを受賞された桑野幸徳関西連合同窓会名誉会長によるご発声で、声高らかに行われました。
交流会は、講演会の静けさを打ち破るかのように、一転して歓喜の空間と化し、各テーブルとも昔日の思い出に花が咲き、お互いの近況を語らい健康を祝し、果ては大学の更なる飛躍に談論風発・・・、間をおいては、彼方此方で仲間や先生と記念写真を撮る人たち、名刺を片手に知己を得る人たち、これを機に同期会を約す人たち、各学部間の垣根もなく様々な風景が演じられました。食事も酒も豊富に並べられ、流れるように喉元を通り過ぎていきました。
宴半ばでは、浦田美紀大阪事務所次長のご挨拶、騒々しい中でしたが良く通る声で、県事務所の紹介(ふるさとの地酒と銘産品祭りが12/3~5開催)や本会の発展に祝辞を述べられました。
交流会もそろそろ終宴、恒例の「五高寮歌」です。いつもの様に土木OB氏による愉快な飛び入りも花を添え、西本徹第42代応援団長による巻頭言でさらに気勢を上げ、全員で「武夫原頭に草萌えて」を合唱しました。
結びは、本島昭男関西武夫原会会長による閉会の挨拶。
来賓、講演者への御礼、再来年の連合同窓会への期待、関西武夫原会への学部を超えたコラボレーションへのお願い、そして本日の盛会を深く謝辞、会を締め括りました。
関西武夫原会は、「オール関西による連合同窓会」を旗印に、法文学部のみならず他学部
卒業生へも積極的に働きかけ職域や、クラブ活動、高校同窓生など多様な切り口で、声掛け運動を行いました。今回、関西武夫原会からは40名の参加でしたが、メンバーの結束も固く、くまモンバッジを胸に常に歓声の中心にありました。
最後に、雨模様の中、ご参加いただいた卒業生会員並びに来賓の皆様有難うございました。
そして、本会を企画準備頂いた大学関係者の皆様、連合同窓会並びに各学部の同窓会役員の皆様方、大変お疲れさまでした。
再来年、2016年の第5回連合同窓会は、関西武夫原会が主幹事となり責任もまた重大です。
本島会長をはじめ役員一同、日常の交流活動をより一層盛んにし、大勢の卒業生の皆様との再会を図っていく所存です。ご協力の程よろしくお願いいたします。
小春日や 集い語るは 肥後のこと (平野俊夫 阪大総長)
関西武夫原会 児倉静二 記
参考資料 第4回関西連合同窓会・谷口学長基調講演スライド(2014.11.29)