旧師・同窓生のご活躍

「ふじゃま織」を伝承して

2015年05月01日(金)
宮下 珠樹 (昭和61年 短家卒)    
 梅花短期大学を卒業後、大阪デザイナー専門学校へ進学し、山梨県の富士山の麓で富士の湧水で染めた糸を丹念に織り込む「ふじゃま織」の継承と発展に日々邁進しております。

 梅花での洋裁と教職課程の学びは今なお私を支えてくれているもののひとつです。そしてあの2年間で培わせて頂いた友情は一生の宝物です。梅花時代は世の中もバブル期でもあ り、今振り返れば一番華やかでそれでいて穏やかな時代でした。忙しい毎日の中で、時折あの頃の懐かしい仲間達や先生方の笑顔を思い出しています。この度この様な形で懐かしい母校とまたふれあう機会を頂き、人生とは何とも味わい深いものだと感じております。

 森英恵・トリイユキ・ジパンシィ・パリコレクション・東京コレクションデザイナーズブランドなどのテキスタイルを手がける。舞台衣装として宝塚・アミューズメントパークキャラクターなどに採用。2008年忌野清志郎の復活ライブの衣装に採用される。
 2013年ASEAN婦人会においてシルクに関してのプレゼンテーションを行う。

ご縁に感謝を込めて

2015年05月01日(金)
相奈 良公仁子 (平成6年 大日卒) 

 2013年4月より、梅花女子大学文化表現学部にて書道の科目を担当させていただいております。在学中に久保田先生のご指導を賜り、深奥な書の世界に初めて触れることができました。卒業後は高等学校講師を経て大学院へと進学、母校の教壇に立つようになった今も梅花での学びは貴重な支えとなっています。

 書を通して、このようにご縁を頂けましたことが何よりも嬉しく心から感謝を申し上げ、それぞれの希望と多くの可能性をもつ学生に私が学んだことや経験してきたことを少しでも伝えることができればと日々努力研讃しております。三年目の春を迎えて一層気持ちの引き締まる 思いがいたします。

毎年、毎日新聞社をはじめ多くの書道展で学生の輝かしい受賞につながる指導をされています。