柔道部OB・OG会総会の開催
2022年10月29日(土)
柔道部OB・OG会総会は例年、稽古合宿に合わせ8月下旬に開催してきましたが、想像だにしなかった新型コロナ禍の影響で自粛を余儀なくされ、止むを得ず総会を見合わせ。そして本年は3年振りに居酒屋「赤べこ 塚口中央店」で開催。遠くは茨城県からの参加をふくめ、8期生より54期生までの17名の老若男女が集いました。この3年間に瀬口巌(6期)元会長、上野勝(13期)前会長≪尼北同窓会の前会長であり、元大阪弁護士会会長・旭日中綬章受賞≫をはじめ、OBたちが黄泉の客になりました。多くの故人を偲んで黙祷を捧げ、秋田義樹(17期)会長の挨拶のあと、会計報告、役員改選を全員で了承。
例年通りに吞んで食べて喋りまくって、あっという間に2時間半。みんなで話す内容は、相も変わらずワンパターン。腕立て伏せ500回、腹筋1000回、ロープ昇りなどの準備運動、夏合宿では朝昼晩と計7時間も鍛えられ真っ赤な尿が出て卒倒しそうになったこと、寒稽古では霜柱のグラウンドを裸足で走りしもやけが痒くて授業どころでなかったなど、厳しかった稽古やイジメに等しい先輩の仕打ちを、毎々言い募るのである。僕たちも結局はその「伝統」を受け継ぎ後輩にバトンタッチしてしまったが……。そんなちょっと理不尽な柔道部のさまざまな体験が、齢を重ねると青春時代の淡い思い出としてよみがえり、妙に懐かしい。来年も総会が開催されたら、きっと同じ話柄で盛りあがるに違いない。
歌詞がうろ覚えの校歌を斉唱して、コロナ禍の収束と多くの若いOB・OGの参加を祈念して「5本締め」でお開き。散会すると、柔道部顧問の森千永子先生(旧姓正岡・51期)が報告した「現在の部員は2名」が、深まる秋と相まって、胸にキュンとしみた。