毎年難波で夏に実施されている電子物理5講座(旧電子3講座)全体の同窓会に8年ぶりに出席しました。この同窓会は講座 全体の縦の繋がりで数十年続いている行事で、おそらくこれだけの規模は電気系の中でも一番だと思われます。今年は“きんいち難波店”という居酒屋で先生方 4名、OB23名現役生13名計40名もの参加があり、懐かしい話や最近の大学の状況、その他色々な話題で大いに盛り上がりました。
冒頭平井教授より次のようなポイントの挨拶がありました。
- 工学部の建物は来春(27年春)農学部の敷地に、7号館は今年(26年)に移動。
- 先日今年の芥川賞が発表され、本学OB総合科学部卒の柴崎友香さんが見事に受賞されましたが、振り返れば本学出身者(大阪女子大学などの前身校を 含む)で芥川賞・直木賞の受賞者は柴崎さんで5人目になります。 文学部がない府大で5人もの受賞者を輩出したことは大変すばらしいことです。
【直木賞】
藤本義一さん(府大経済学部1958年卒)
東野圭吾さん(府大工学部電気工学科1981年卒)
【芥川賞】
河野多恵子さん(大阪府女子専門学校卒)
米谷ふみ子さん(大阪女子大学国文科1953年卒)
柴崎友香さん(府大総合科学部1997年卒)
- ドイツとポーランドへ2名の留学生、韓国から2名、フランスから1名の学術交流生を迎え入れています。今回幹事をしてくれた藤井君は富山高専から本学大学院に来てくれました。
続いて現在は退官されておられる村田 元教授の音頭で乾杯をしました。
その後3時間近くビールやお酒で乾杯をしながら、おいしい料理を食べて和気藹々と歓談しました。
我々年配OB組は、70歳近くになっても現役で仕事をされている方も何人かおられましたが、話題は健康や趣味など話をしながら久しぶりの旧交を暖めました。
中でも異色の人は奈良県平群町の町長をされている岩崎万勉さんで、来年(27年)3期目の町長選挙に出るので、応援宜しくと言われていました。
同窓会の状況は毎年3月発行の中百舌鳥電気クラブの会誌の中の「各期のページ」で幹事の方から報告がありますが、我々のような講座全体の同窓会も是非実施頂けたらと思います。
ちなみにこのような講座全体の今年の同窓会は電子1講座が今月(8月)、旧電気2講座が9月に開催されると聞いています。
平井先生からお聞きして、このとき初めて知ったのですが、私が学んだ時代の旧3講座(黒田、永見教授の電子管研究時代) から現在の電子物理5講座になったのは1993年(平成5年)からだそうです。また旧電子は計6講座でしたが、現在の電子物理は計7講座あるようで、新し い構成は旧電気系講座とも融合して複雑にからみあっているようです。
前述の芥川賞の柴崎さんの受賞作品『春の海』は文芸春秋9月特別号に全文掲載されていることを知り、早速買い求めまし た。この本には柴崎さんの受賞者インタビュー『漱石の東京にあこがれて』も掲載されており、大学時代写真部に入っていたというエピソードも載っています。 これからじっくり読もうと思っていますが、皆さんも是非読まれることをお勧めします。 以上