11月26日の
『NDCの活動(学んだ講座・研究室の現状は!?講座・研究室の変遷)』の記事を見て“自分の学んだ講座・研究グループの変遷と現状”をトレースしてみられたでしょうか?
1955年に大阪府立大学に改称され電気工学科第1講座~第8講座体制となり、加えて1961年に電子工学科第1講座~第6講座が新設されました。
そしてこの後、30余年間はこの講座・研究室の体制は大きくは変わりませんでした。
大きな変革は、1993年の工学部再編、電気系学科再編、学科名変更、情報工学科新設時で、この辺りから自分の学んだ講座・研究室の変遷が分からなく迷子になりだしている方が多いのではないでしょうか?
ここで一つの例として私事で恐縮ですが、電子6期(第6講座)の私の学んだ講座の変遷と今どこに受け継がれているのかを調べてみましょう。
(1) 電子工学科・第6講座(応用電子)1966年
1961年に新設された電子工学科の6期生として1966年(昭和41年)に入学しました。この電子第6講座は、Toの項に「→P」とありますからFromの項で『P』を追います。
(2) 情報工学科・第2講座(情報処理機構)1993年
1993年の情報工学科の新設で、情報工学科・第2講座(情報処理機構)になった事が分かります。
そして、Toの項に「→S」とあります。
(3) 情報工学科・知能情報(ソフトウエア、情報工学)1995年
Fromの『S』を見ると、1995年の小講座制から大講座制への移行によって、情報工学科・知能情報(ソフトウエア、情報工学)に変わりました。
そして、Toの項に「→X」とあります。
(4)知能情報工学科・知能情報(ソフトウエアシステム、情報システム、情報ネットワーキング、信号情報処理、情報基礎学、知能メディア処理)2005年
Fromの『X』を見ると、2005年の3大学統合によって、知能情報工学科・知能情報(大講座)に変わりました。
その中には、ソフトウエアシステム、情報システム、情報ネットワーキング、信号情報処理、情報基礎学、知能メディア処理の6分野が含まれます。
(5)情報工学課程(ソフトウエアシステム、情報ネットワーキング、知的信号処理、知的メディア処理)2012年
2012年の学域・学類制への移行で;
①『ソフトウエアシステム、情報システム、情報ネットワーキング』は「→AE」、即ち、情報工学課程のソフトウエアシステム、情報ネットワーキングに引き継がれました。
②『信号情報処理』は「→AF」、即ち、情報工学課程の知的信号処理に引き継がれました。
③『知能メディア処理』は「→AG」、即ち、情報工学課程の知的メディア処理に引き継がれました。
(6)結論
私の学んだ工学部・電子工学科第6講座(1966年)は、現在の学域・学類制の中で、『工学域・電気電子学類・情報工学課程』(ソフトウエアシステム、情報ネットワーキング、知的信号処理、知的メディア処理)(2015年現在)に受け継がれている事が分かります。
※ ア~ア~眼も頭も疲れた!!
ホームページの表示の制限上からリンク、リンク・・・で追いかけて行く形に纏められているので、一つ一つ追っていくのに疲れました。
面倒くさがり屋の方は、来年3月配布の会誌(50号記念号)で届けられる予定になっている一覧性に優れた折り畳み形式の図表が届くまでお待ちください。
(以上)